第37話

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2022/10/31 09:00 更新
りょうたside





落ち着くと、櫻井先生と一緒に皆が入ってきた。
それだけで動悸が早くなる。
みんな
みんな
ごめん、ごめんな涼太
と、次々と頭をさげてくるお兄ちゃんたち。
震えてるのがわかるのか、皆は無闇に近付いてこない。
いや、大にいが思い切り抱きつこうとしていたのを照にいが首根っこを掴んだというのが正しいところ。
辰哉
辰哉
なぁ、涼太
辰にいの言葉にシンとなる部屋。
辰哉
辰哉
俺たちが涼太にずっと
ストレスを抱えさせてたんだな。ごめんな
と深々と頭をさげる。
でも、恥ずかしながらお前のことをほとんど分からない…
これからやり直せないか?
理解しあうまで話を重ねて、
"家族"をもっと知っていくんだ。
遅いなんてことはないと思ってるから
辰哉
辰哉
でも、恥ずかしながらお前のことをほとんど分からない…
これからやり直せないか?
理解しあうまで話を重ねて、
"家族"をもっと知っていくんだ。
遅いなんてことはないと思ってるから
大介
大介
涼太のこと、いーっぱい教えて?
一緒にショッピング行こうよー。あと、嫁探しも!!
亮平
亮平
俺に料理、教えてくれるかな?
蓮
俺と一緒に勉強しよう?…てか、教えて?
兄弟たちの言葉に戸惑いと同時にくすぐったい気持ちがジワジワと押し寄せてくる。
翔太
翔太
…これでもお前は限界か?
涼太
涼太
…えっと…
翔太
翔太
戸惑ってもいい。逃げてもいい。
ただ、俺は…いや、俺たちはお前の味方だ
翔太の言葉が沁みていく。痛い。痛い。まるでケガをして傷口に薬を塗ったみたいだ。
でも…全然イヤじゃない。
何だろう、これは…。




でも、1人だけ違う表情のお兄ちゃんがいた。

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