駿佑side(続き)
大吾『…あなたが好きや』
恭平『今更かよ』
大吾『…確かに…今更や』
大吾『でも…あなたがおらんなったら』
大吾『俺は絶対後悔する』
大吾『あなたは俺が見つける』
そう言って大吾は走っていった。
駿佑『…恭平』
恭平『…はぁ…やっとやんな…』
恭平を見るとうっすら涙が見えた。
恭平『…俺はあなたを幸せにできひんのや』
駿佑『…まだ…わからんやん』
恭平『ラブアラーム』
駿佑『…え?』
恭平『…』
駿佑『…』
俺やってあなたが好きや。
今も。
ラブアラームなんか無くなってしまえばいい。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。