まだ日が西に傾き始めたばかりのころ、会議(?)はお開きになった。
ドズルさんと萌々美さんは2人で先に帰って行き、ぼんおらMENネコの4人はおんりーに紗羅も私も含めご飯に行こうと誘ってくれたが、お断りした。
4人が去った後、紗羅は少し考えたいことがあると1人で部屋を出ていってしまった。
残ったのは私とおんりーだけ。
2人で並んでアスファルトの道を歩く。
おんりーの顔をちらりと見やると、少し不機嫌そうな、なんとも言えない顔をしていた。
おんりーが目を見開いてこちらを見る。
黙って見つめ返すと、決まりが悪そうに視線を逸らした。
予想外の返答に、思わずオウム返ししてしまった。
嫉妬……??
ちょっとむすっとした顔をして、ぼそぼそと呟くおんりー。
待って、破壊力。可愛いんですが…。
うんうんと頷くおんりーの様子がどこか必死で、少し面白い。
なるほど、これは……嬉しいな。













編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。