女の子口調───────
唖然として話せなくなった中田の代わりにひなが口を開いた。
唖然として話せないふたりを先導して、椿が話し出す。
ハッキリとした拒絶。でも、その通りだ。
むぅまでも犯罪者になるのならば、その方がいいのかもしれない。
ましてや元々死ぬ予定だった人が生きている人に寄生してるようなものなのだ。
1体どうすれば…………
その瞬間、私の視界の先に紫が写った。
扉の隙間を通る紫。
その速さはトカゲのような速さで、丸いスライムのような形の、
紫。
椿子が何故か常備してた縄で、近藤むぅが縛られる。
◆◆◆
しかも他人の家だから構造もよく分からない。
というか…………きったねー…。
ゴミ袋とか完全そのまま、腐った卵などそのまま捨ててあって、虫が集っている。
激臭が鼻を襲う。
テーブルの上には食べかけのバームクーヘン、ベットの上にも食べかけのクッキー。
ゴミが落ちているのは当たり前、零れたコーラ。
ベットはズレてて内部が露出しているし、ソファは穴が空いていてスポンジが露出している。
私がげんなりしながら邪気を探している中、中田は横で浮かない顔で探している。
「は」ってことは……中田は違うってこと?
お父さんって、近藤さん……?まさか、許せないとか?
椿がにっこにっこの顔でやってくる。
椿の、胸に違和感。……とにかくでかいし、……動いて、る?
椿の胸がどんどん下に移動していき…………スカートの下から……
チラッ
◆◆◆
ほんっと、……なんだかんだ優しいんだよな。
へ?これ、もしや…………
やっぱり!意識がむぅに戻って……!!
これは、近藤さんかな──────
◆◆◆
朝起きて食卓につく。
いつも通りの一人暮らし。
机の上には、目玉焼きパンとベーコン、牛乳にヨーグルトがあった。
かり、という音がして私の口の中に目玉焼きパンが入る。
んー、美味しいな……
そう呟いて髪を結びに洗面所に向かった。
近くには兄のコンタクトがある。
うん、それがいいや。
◆◆◆
ああ〜〜〜〜〜…………、、、、、、
やっべ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜、、、、
「あーたしかにー、」
「え、椿さんがドM……?」
「どういうこと何が起こってんの?!」
「工口さん今日はあんまカッカしてないね〜」
◆◆◆
変態だからって悪い人ばかりじゃないということ、
好きなものを好きと言ってもいいということ、
決めつけは良くないということ。
私は思ったよりみんなの事をわかっていなかったこと。
そういい私たちは別れた。
いつかまた、会える日まで…………
◆◆◆
椿は学校でもこの調子だし、むぅは自分の趣味を隠さないようになった。
学校でもドタバタしてて、私の日常生活は変わった。
無理してないみんなの笑顔は、なんだか見ていて楽しいから。
それに喜びを感じてる私も、一種の変態なのかも──────。
魔法少女がぱんつを履いた!【完】
◆◆◆
『あとがき』
7月28日、前回から13日たち最終話をやっと完成させました!
このお話は13話完結!いやー、思えば短編だったのに長かったですね!
2021 3 28 から、
2022 7 28 まで。
1年4ヶ月間……いや、長かったなぁ……(遠い目)
ひなの成長と沢山のメッセージをつめた作品でございます!!
ここまで見てくださった人には感謝しかありません!!
本当にありがとうございました!!!












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!