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第1話

Prologue
43
2024/07/21 05:47 更新
私は乙女ゲームが好きだった。
この日も乙女ゲーム「サファイアント・リング」をプレイしていた。
しかし、大雨の音でいつもの音量では聞こえづらく、少し音量をあげていた。
後ろで付けっぱなしにしていたテレビから聞こえるニュースに自分の住んでいる地域が生中継されているとも知らずに。
(なまえ)
あなた
あ〜、マジで尊い…
(なまえ)
あなた
まあ、あのスチルが一番だけどね〜!
バキッ!
(なまえ)
あなた
え、何!?
グラッ
(なまえ)
あなた
ちょっ、家が崩れ!?
近くの少し大きめの川で洪水がおきていることにこの時気付いた。
そして、死ぬことを悟った。
私の死に際に考えたことは、単純だった。
大丈夫でしょ、と思わずに早く逃げていれば良かった。
昨日出された大好きな小説の新刊を昨日のうちに買っていれば良かった。
そう思うだけで、死ぬことに恐怖を感じていなかった。
理由は、小さいころから感情が衰退していたからだった。
喜怒哀楽のうち、喜と楽はそれなりにあるものの、怒と哀は無いに等しかったのだ。
私は、【転生できたらいいな】という考えを持っていた。
それが、叶うとは到底思っていなかったけれど。
(なまえ)
あなた
私って、最後までなんでも失敗しちゃう駄目人間だったな…
バキッバキバキッ
安い木造建築の賃貸住宅だったからか、呆気なく壊れて私は死んでしまった。


(なまえ)
あなた
ん…!?
目を開けると、大嫌いな色「ピンク色」が視界全体に広がっていた。
(なまえ)
あなた
ここ…サリンの悪役令嬢、「シルクロン・ユニエット」の部屋じゃん!?!?
サリン:サファイアント・リングの略
そう叫んでも、転生させた神からのお告げのようなものは来なかった。
私は、こんなときにおかしなことを決意してしまった。
(なまえ)
あなた
身なり的にも私はシルクロン様になってるみたいだし、いっそのことこれからのことは全て原作通りに進んでみたらこっち側の気持ちが理解できるんじゃね?
(なまえ)
あなた
こっちのことはあまり原作でも語られ無かったし、せっかく本人になったんだから試してみなきゃね!!
この時の中の私は17歳、シルロン・ユニエットは6歳という状態だったが、精神年齢は私もシルロンも20代前半だった。
※原作で告げられていることを中に含めています。
だからこそ、大人と同じ思考回路で、大人との戦いを繰り広げることができたのだった。
はい、空音流奈です。
この物語は、二次創作などではなく、普通の小説として書いていきます。
二次創作の小説とは書き方からもう違いますしね。
ちなみに、悪役令嬢の略称はシルです。
略称作らないと!って思って考えたら、私が使ってる名前の一つになりました。
わざわざそうした訳では無いので、気にしないで頂けると幸いです。
あまり話しすぎるとPrologueなのに1000文字を超える異常事態になりますので、これで終わります。
(もう超えてしまってます、すみませんm(_ _;)m)
さようなら(^^)/~~~





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