side : フィン ( 2Pカラー )
フィン・エイムズは悩んでいた。
手には、一冊の本を持ちながら。
遡ること、数時間。 放課後の寮部屋にて。
納得しかけたが、何かおかしい。
何だ? コイツ、今、何て言った?
ラックに入っている一冊の本に目をやる。
そうだ、あの日に買ったんだ。
実は少しばかり読んであるその本。
しおりがページの間から少し出ている。
確かに面白いことは面白い。
けれど、根本の考え方が違いすぎて難解だ。
ましてやそれをぶっつけ本番でやれ、なんて…
なかなかの鬼畜である。
あの時は基礎魔法の打ち込みをさせて…
その時に言ったか、ああ言ったかもしれない。
癪だが、
自分で言ってしまったなら仕方が無い。
件の本を手に取る。
明日からボクのマニュアルになる本。
Few minutes later …
本から目を逸らさぬまま話を聞く。
言いかけて、口をまごつかせる。
何か思い出しそうで思い出せない様だ。
本当に覚えていないし、思い出す気も更々無い。
せっかく読書中だというのに。
レアン寮。
特に寮に興味がある訳でも無いが、
ボクも足を運んでみようかな。
時は戻って、夜中の1時。
未だフィン・エイムズは悩んでいた。
何度読み返してもなかなか理解ができない。
文面では理解できても、その方法が、
「 思いやる 」事の手順が彼には解らない。
誰かと挨拶なんて、碌にしないから忘れていた。
何かのついででは駄目、ということか。
とにかく実行すれば上手くいくだろうか。
理屈は要らないが何だか難しそうだ、と感じる。
そういえば、どちらもコイツに言ったことが無い。
そもそも今まで生きてきて
あまり言う事も無かったのだから当たり前か。
大変お久しぶりです🌀
レアン寮編突入!です!
相変わらず駄文で申し訳ありません…
もっとときめく内容書きたいです(泣)
アドバイス等ありましたらぜひ!













編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。