あれから数時間。
あれからずっと歩き続けている。
流石にもう、体力が限界だ。
あれから、食料とかは一応確保出来たけど…
今日一晩 乗り切れるか乗り切れないかくらい。
にしても、もう無理ーっ!!!
そこで僕は、とあることに気づいた。
太陽を見ると、もう落ちかけている。
きらきらとオレンジ色の光が僕たちを包み込む。
あぁ、ジェルくん、今頃何してるかなー…
そんなことを考えていたら、唯茉さんが口を開いた。
草ね…確かに、寝心地は良さそうだよね。
…ん?そういえば、
そう、こんなに普通の森!って感じなのに、さっきから鳥以外の動物を(それどころか虫まで)何も見かけないのです!
でも、ある意味安全なのかなぁ…
うーん…と 僕たちは少し考えた後、同じところを見た。
寝心地は最高に悪いだろう。
だけど、それくらいしか僕達は思いつかなかった。
勿論、僕達は少し躊躇した。
だけど、仕方がない。
その日は適当に取ったものを食べて 2人木の上で眠った。
…
…あれから、どれくらい過ぎたのかな。
僕は隣の木の上にいる唯茉さんを見る。
…まぁそうだよね。
僕達は眠れなかった。
一応、寝転がれそうなところにはしたけれど、木の上でなんか眠れないよね。
でも、こうするしかない。
僕はもう諦め、本気で寝ようと努力した。
その結果、…
一応、眠れはしたのだった。(安心)













編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!