第24話

主様が幼児化っ!?!?
4,301
2023/05/05 16:54 更新
深夜2時。
Devil`s palaceは静まり返っている。

そんな中1人、主様が廊下をうろついていた。
目が覚めたので水を飲みに行くことにした。
ナックやフェネス達は恐らく本を読んでいるのだろう。

主様
誰もいないな...
食堂に着くと長い机にポツンと小さなコップに透明の液体が入っていた。私は寝ぼけていたのかそのコップが誰のかも分からぬまま飲んでしまった。
主様
ゴクッ
主様
(なんか苦い...???)
味覚も寝ぼけているようだ。
そのまま主様は自室に戻り寝ることに。
同じく深夜2時...を過ぎようとしている頃。

実験でもしているのか、治療室が少し騒がしい。

この頃、主様はもう謎の液体を飲んで眠っている。
ルカス・トンプシー
ん〜やっぱりさっきの液体かな♪
独り言を言いながらルカスは資料で散らかった床を
華麗に避けながら忍者のように足音を消して食堂へ。
そして食堂の机の上にあるコップを見つけたが、
ルカスは冷や汗をかく。
なぜなら位置が明らかに変わっているからだ。
ルカス・トンプシー
中身がない...誰か飲んでしまったのかな...
ルカス・トンプシー
別に無くなってもいいんだけど..
ルカス・トンプシー
(この薬まだ何の効果が出るか知らないんだよな....)
自室
寝息を立てる主様の部屋に1人、
長髪の執事が入ってきた。

少し焦った様子のルカスだった。
ルカス・トンプシー
(小声)失礼しまーす
主様
スゥ..スゥ...
ルカス・トンプシー
(良かった..主様は飲んでなさそうだね。)
他の執事の部屋に勝手に入るのは身が引けるので、
主様の部屋だけ見て立ち去ることにしたルカス。
朝7時。
他の執事も目を覚まし始める。

でも一向に6時には起きてくる主様が起きてこない。
ベリアン・クライアン
お疲れなのでしょうか...
アモン・リード
前に俺がラベンダー渡したからすか?
ボスキ・アリーナス
いや、そんな主様ラベンダーに敏感じゃないぞ
カワカミ・ハナマル
見に行きゃいいんじゃねぇか?
ハウレス・クリフォード
いやいや...
フェネス・オズワルド
中途半端な時間だから着替えてたりしたら...
バスティン・ケリー
あっちの世界に行ったんじゃないか?
ロノ・フォンティーヌ
ああ゛!もう見に行ってきますっ!!
耐えきれなくなったロノが主様の部屋までダッシュ。
それ追ってバスティン、ベリアン、ボスキ、ハナマル、ハウレス、フェネス、アモン、ルカスが追う。
バスティン・ケリー
ったく。早とちりなやつだ。
ベリアン・クライアン
まぁまぁ。あそこがロノ君のいい所でもありますよ。
カワカミ・ハナマル
あれあれ〜?主様の部屋が偉く静かだねぇ?
ドアだけぶっきらぼうに空いたまま、部屋は静まり返っている。
フェネス・オズワルド
や、やっぱり何かあったんじゃ...
ボスキ・アリーナス
どけ、俺が見に行く。
カワカミ・ハナマル
んじゃハナマル様も〜
ベリアン・クライアン
(危機感ないですね...)
フェネス・オズワルド
(ボスキらしいよ...)
ハウレス・クリフォード
(ったく...)
2人は主様の部屋に足を踏み入れると、ベットの横で放心状態なのか立ち尽くすロノが居た。
ボスキ・アリーナス
おい。ロノ。どうした。
カワカミ・ハナマル
大丈夫か〜?
するとロノがハッとしてボスキ達の方を振り返った。

ロノ・フォンティーヌ
え、あの。主様が...
ボスキ・アリーナス
な、なんだ。
ロノ・フォンティーヌ
ち、ちっさくなって...
カワカミ・ハナマル
はぇ?
2人は慌てて主様のベッドへと近づく。

すると2人も顔も見合せて4度見くらいした。
カワカミ・ハナマル
おいおい...w
ボスキ・アリーナス
見た目からしてどーみても主様だけどよ...
カワカミ・ハナマル
子供じゃん
ベッドで眠る、3歳くらいの小さな身体。
寝息を立てる主様とは逆に息を殺して執事たちは部屋を出た。そして慌ててベリアンさんに報告。
ベリアン・クライアン
え?そんなことあります?
カワカミ・ハナマル
あるんだよそれがねぇ
ルカス・トンプシー
ベリアン、きっとそれは...
ルカスが私のせいだということを伝えると周りの目が白ける。
アモン・リード
まぁ起きるまで寝かせといていいんじゃないっすか?
フェネス・オズワルド
でも3歳が部屋に1人って怖くないかな?
ハウレス・クリフォード
俺達目線でも不安だな。
バスティン・ケリー
誰かが抱っこするということか。
ベリアン・クライアン
そ、そうですね...抱っこが得意そうなのは...
と言った瞬間全員の目がハナマルへ向いた。
カワカミ・ハナマル
え?俺?
ハウレス・クリフォード
そうだな。
フェネス・オズワルド
沢山の子供を見てきているし適任だと思います。
カワカミ・ハナマル
おいおい...w
そしてハナマルは渋々と主様の部屋に入る。

毛布を優しく捲り、主様を慣れた手つきで抱っこする。
ベリアン・クライアン
適任ですね✨
ルカス・トンプシー
とりあえず主様が起きるまで暫くそのままだね。
カワカミ・ハナマル
へいへい...
主様
むにゃ...
カワカミ・ハナマル
あ、起きた。
主様
はなまる、、、?
カワカミ・ハナマル
あ、えっとおはよう。主様?
ベリアン・クライアン
と、とりあえずロノ君は子供が食べれそうな物を、、!
ロノ・フォンティーヌ
ええ!?わ、分かりました!
ということで主様が幼児化したままで一日が始まってしまったのだった。
ロノは混乱状態でオムライスを作り、ハナマルが主様を椅子へと座らせる。
カワカミ・ハナマル
ちょっと待っててな…
シノノメ・ユーハン
ハナマルさん。主人様はたとえ子供の姿でも敬意を払うべきです。
カワカミ・ハナマル
と、言うと?
シノノメ・ユーハン
敬語を忘れないでくださいますか?
カワカミ・ハナマル
そうは言ってもなぁ…
テディ・ブラウン
そうですよ!!見た目は子供でも可愛らしい主様です!!
シノノメ・ユーハン
本音漏れてますよテディくん。
テディ・ブラウン
え?何か言いました?
シノノメ・ユーハン
いえ何もないです。
主様
喧嘩しちゃめだよ!
シノノメ・ユーハン
め…目?
カワカミ・ハナマル
ごめんなぁ笑でも喧嘩じゃねえからな。いつもの事だ。気にするなぁ
シノノメ・ユーハン
めってなんですか(小声
テディ・ブラウン
分かりません!
カワカミ・ハナマル
赤ちゃん言葉でだめ!って意味だぞ。
そういうとユーハンはなんか少し引いた顔をした。
カワカミ・ハナマル
え、何。赤ちゃん言葉知ってる俺をキモいとでも言いたげだねぇユーハンちゃん。
シノノメ・ユーハン
そうの見えるのでしたらそうなんでしょうね♪
カワカミ・ハナマル
ん〜毒舌⭐︎
ロノ・フォンティーヌ
遅くなりました!!できましたよ!!オムライスです!
するとロノは急いで主様の前に美味しそうなオムライスがのった皿をだす。


するとそれに見惚れて主様が目を輝かせていた。
ボスキ・アリーナス
食っていいんだぞ主様。
主様
い、いただきます!
そして主様は美味しそうにオムライスを頬張った。
その姿を見ていた執事はみんななんだか笑顔になっていた。

そしてそのまま主様の面倒を見ることになった各階の執事たち。

まずは一階執事からの様子….
一階執事の部屋で一人ぽつんと床に座っている主様。
それを見てベリアンとバスティンは頭を抱えていた。

一方、そのことに見向きもせずに主様と会話するロノ。
ロノ・フォンティーヌ
主様!眠くないですか?
主様
眠くないよ!!私、ロノと遊びたい!!
ロノ・フォンティーヌ
っ///そ、そうですか!!じゃあ庭にでも行きますか?薔薇が綺麗に咲いていますよ?
主様
行く!!
主様に悪気は一切ないだろうが、いつも思っていることが簡単に口に出てしまう様子。
開始3秒でロノを照れせてしまったようだ。
ロノ・フォンティーヌ
んじゃあまぁ行ってきますね!
ベリアン・クライアン
え、えぇ。私も一応ついていくとします。
バスティン・ケリー
俺も。ロノだけじゃ不安だ。
ロノ・フォンティーヌ
ヘッ。お前に関しては幼児化した主様を見たいだけだろ。
バスティン・ケリー
うるさい。
ロノ・フォンティーヌ
図星だな。
そしてロノが主様を軽々とおんぶして庭に出る。

先ほどアモンが水やりをしたのだろうか、薔薇の花が水で輝いている。
主様
キレーイ!!
すると主様は薔薇の花へと手を伸ばす。
ロノ・フォンティーヌ
あ、主様!?薔薇の花は棘があって危険ですよっ!!??
そして間に合わずに主様は手を茂みの中へ入れてしまった。
主様
痛っ…
ベリアン・クライアン
主様!?
バスティン・ケリー
大丈夫か?
隅で見ていた二人も突然右腕を押さえて痛そうにする主様に気づくと走って駆けつけた。

二人は主様の右腕を見る。
すると所々酷く切り傷を負っていた。
主様
う….痛い…
ロノ・フォンティーヌ
ルカスさんの所へ行きましょう!!
ベリアン・クライアン
主様。左手を。
ベリアンは怪我をしていない方の手を取り、一階執事達はルカスの部屋へ入る。
ルカス・トンプシー
おやおや…これは痛かっただろうね。
ルカスは泣かなかったことや偉かったところをたくさん褒めた。

それが嬉しかったのか主様はすっかり忘れて笑顔になっていた。
しばらくすると庭に二階執事が現れた。
アモン・リード
選手交代っすよベリアンさん。
ベリアン・クライアン
えぇ。頼みましたよ?
ボスキ・アリーナス
担当執事を舐めるんじゃねぇぞ。ベリアンさん。
ベリアン・クライアン
ふふッ。ボスキくんの知識には劣りますね。
ロノ・フォンティーヌ
じゃあな、主様!!
バスティン・ケリー
気をつけてな。
主様
うん!!
一階執事は笑顔で主様を見送った。
ボスキ・アリーナス
よし。次は俺らだな。
そう言った途端にボスキは主様を軽々抱っこした。
ハウレス・クリフォード
おい!!なにしてるんだボスキ
ボスキ・アリーナス
抱っこだが。
ボスキはすまし顔で優しく主様を抱き抱える。
それに反応して主様もボスキをギュッと体重を預ける。

主様が体重を預け切ったのを感じると主様の顔を見てニヤリと笑った。
アモン・リード
いやずるいっすよ普通に!!
フェネス・オズワルド
本音だよそれは
アモン・リード
あ。
ボスキ・アリーナス
さてと。主様。なにがしたいんだ。
ハウレス・クリフォード
話を流すなぁ!?
ボスキ・アリーナス
うるせ。
主様
昼寝!
アモン・リード
昼寝がしたいみたいっすよ。
フェネス・オズワルド
昼寝の達人もいるし良いんじゃない?
ハウレス・クリフォード
達人って…笑
ボスキ・アリーナス
とりあえず昼寝だな。
アモン・リード
コンサバトリーにでも向かうっすか。
ボスキ・アリーナス
そうだな。
ハウレス・クリフォード
昼寝に最適だな。
昼寝は滅多にしないハウレスがすごいことを口にしたので他の執事もえ。みたいな顔をした。
ハウレス・クリフォード
なんだ。
フェネス・オズワルド
ハウレスがそんなこと言うなんて...
ボスキ・アリーナス
なんか意外だな。
主様
ん....
ボスキ・アリーナス
おっと。まぁまぁ眠そうだな。早く行くか。
そうして二階執事たちとコンサバトリーに向かった。
ゆっくり出てくる2に続く。

プリ小説オーディオドラマ