深夜2時。
Devil`s palaceは静まり返っている。
そんな中1人、主様が廊下をうろついていた。
目が覚めたので水を飲みに行くことにした。
ナックやフェネス達は恐らく本を読んでいるのだろう。
食堂に着くと長い机にポツンと小さなコップに透明の液体が入っていた。私は寝ぼけていたのかそのコップが誰のかも分からぬまま飲んでしまった。
味覚も寝ぼけているようだ。
そのまま主様は自室に戻り寝ることに。
同じく深夜2時...を過ぎようとしている頃。
実験でもしているのか、治療室が少し騒がしい。
この頃、主様はもう謎の液体を飲んで眠っている。
独り言を言いながらルカスは資料で散らかった床を
華麗に避けながら忍者のように足音を消して食堂へ。
そして食堂の机の上にあるコップを見つけたが、
ルカスは冷や汗をかく。
なぜなら位置が明らかに変わっているからだ。
自室
寝息を立てる主様の部屋に1人、
長髪の執事が入ってきた。
少し焦った様子のルカスだった。
他の執事の部屋に勝手に入るのは身が引けるので、
主様の部屋だけ見て立ち去ることにしたルカス。
朝7時。
他の執事も目を覚まし始める。
でも一向に6時には起きてくる主様が起きてこない。
耐えきれなくなったロノが主様の部屋までダッシュ。
それ追ってバスティン、ベリアン、ボスキ、ハナマル、ハウレス、フェネス、アモン、ルカスが追う。
ドアだけぶっきらぼうに空いたまま、部屋は静まり返っている。
2人は主様の部屋に足を踏み入れると、ベットの横で放心状態なのか立ち尽くすロノが居た。
するとロノがハッとしてボスキ達の方を振り返った。
2人は慌てて主様のベッドへと近づく。
すると2人も顔も見合せて4度見くらいした。
ベッドで眠る、3歳くらいの小さな身体。
寝息を立てる主様とは逆に息を殺して執事たちは部屋を出た。そして慌ててベリアンさんに報告。
ルカスが私のせいだということを伝えると周りの目が白ける。
と言った瞬間全員の目がハナマルへ向いた。
そしてハナマルは渋々と主様の部屋に入る。
毛布を優しく捲り、主様を慣れた手つきで抱っこする。
ということで主様が幼児化したままで一日が始まってしまったのだった。
ロノは混乱状態でオムライスを作り、ハナマルが主様を椅子へと座らせる。
そういうとユーハンはなんか少し引いた顔をした。
するとロノは急いで主様の前に美味しそうなオムライスがのった皿をだす。
するとそれに見惚れて主様が目を輝かせていた。
そして主様は美味しそうにオムライスを頬張った。
その姿を見ていた執事はみんななんだか笑顔になっていた。
そしてそのまま主様の面倒を見ることになった各階の執事たち。
まずは一階執事からの様子….
一階執事の部屋で一人ぽつんと床に座っている主様。
それを見てベリアンとバスティンは頭を抱えていた。
一方、そのことに見向きもせずに主様と会話するロノ。
主様に悪気は一切ないだろうが、いつも思っていることが簡単に口に出てしまう様子。
開始3秒でロノを照れせてしまったようだ。
そしてロノが主様を軽々とおんぶして庭に出る。
先ほどアモンが水やりをしたのだろうか、薔薇の花が水で輝いている。
すると主様は薔薇の花へと手を伸ばす。
そして間に合わずに主様は手を茂みの中へ入れてしまった。
隅で見ていた二人も突然右腕を押さえて痛そうにする主様に気づくと走って駆けつけた。
二人は主様の右腕を見る。
すると所々酷く切り傷を負っていた。
ベリアンは怪我をしていない方の手を取り、一階執事達はルカスの部屋へ入る。
ルカスは泣かなかったことや偉かったところをたくさん褒めた。
それが嬉しかったのか主様はすっかり忘れて笑顔になっていた。
しばらくすると庭に二階執事が現れた。
一階執事は笑顔で主様を見送った。
そう言った途端にボスキは主様を軽々抱っこした。
ボスキはすまし顔で優しく主様を抱き抱える。
それに反応して主様もボスキをギュッと体重を預ける。
主様が体重を預け切ったのを感じると主様の顔を見てニヤリと笑った。
昼寝は滅多にしないハウレスがすごいことを口にしたので他の執事もえ。みたいな顔をした。
そうして二階執事たちとコンサバトリーに向かった。
ゆっくり出てくる2に続く。











編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!