第12話

12.
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2024/05/06 06:08
 













あれは確か
去年の11月4日




俺は家族を殺された
俺は昔から鼻が利いたからよく分かった



”鬼だ”





途方に暮れていると奥の方から女の子の泣き声が聞こえた
俺はいてもたってもいられず、すぐさま声のする方へ向かった



わ、私が…もっと早くっ…!!泣泣

炭治郎
君のせいじゃないよ
…!

彼女も同様、鬼に家族を殺されたんだろう


俺と全く一緒の状況だ
…誰?
炭治郎
俺は竈門炭治郎
炭治郎
君は?
あなた
私はあなたの名字あなたの下の名前…
炭治郎
あなたか!いい名前だな!


彼女はあなたの名字あなたの下の名前といった
俺は今この子しかいないと思った


この子だけが唯一の救いだと_

あなたはさっきあった事を全て話してくれた

そこで俺の意思は決まったんだ



あなたと














「鬼殺隊になると」




炭治郎
…それならさ












炭治郎
一緒に鬼殺隊にならない?


あなた
え、



あなたは戸惑っていた


そりゃそうだ




初対面の人にいきなり鬼殺隊にならない?と言われたら。

でも



でも俺は






彼女となら鬼殺隊になれる気がした



炭治郎
俺も一緒だし…ね?
あなた
…うん!


彼女は満面の笑みで返事をしてくれた






それから鱗滝さんや真菰、錆兎に鍛錬をしてもらった








今は俺、あなた、善逸、伊之助、カナヲ、玄弥の6人で
同期として活動している



次に禰豆子がなぜ竹を咥えているか。


俺もあなたと同様、鬼に家族を殺された


だけど






妹だけまだ息があったんだ


妹だけは禰豆子だけでも助けたかった




だけど






俺の妹はすでに






”鬼”となっていた





禰豆子は俺を噛み殺そうとした



だけど俺は禰豆子に語りかけた





「鬼になんかなるな!!!!!!!」



その瞬間



禰豆子から大量の涙が落ちてきた




俺は決めた






何がなんでも禰豆子を守ると



例え鬼になろうが俺の妹には変わりない


だけど、禰豆子も鬼なんだ。

まだ人間の意識があるだけで

でも俺の妹は違う。他の鬼なんかとは違う



人を喰ったりしない




でも。念の為を思って禰豆子が人を喰わないように
竹を咥えてる。




炭治郎
こんな感じ…ですね

澤村
そんな残酷な事が…
黒尾
やばい涙でるわ
菅原
俺たちよりも年下なのに…つらかったな、
宮侑
炭治郎くんはまだ妹が助かっとるけど…炭治郎くんもあなたちゃんも家族いないのは寂しいやろな、
白布
よくあんな笑顔でいれるな、、あなためっちゃ明るいし…あなたの笑顔見たら全部嫌なこと忘れそうなぐらいなのに
炭治郎
…思い出したくないんだと思います
角名
え?
炭治郎
あなた、俺と出会ってから2ヶ月ぐらいはご飯まともに食べてなかったし、笑顔だってなかなか見せませんでした。笑っていてもずっと無理して笑ってるような…
瀬見
そりゃそうだよな…
ほんまつらいやろな
炭治郎
はい…





善逸
おーーい!炭治郎ーー!!!!
炭治郎
善逸?
善逸
どこいんだよーー、あなたちゃんと禰豆子ちゃん帰ってきたからカステラ食うぞーー
炭治郎
善逸〜!俺はここだ!今行く!
善逸
ええ?
善逸
あ、いた炭治郎
善逸
ってええ男バレの…!!
炭治郎
そんな驚かなくてもいいだろ?笑
炭治郎
じゃあ皆さん行きましょう!

菅原
カステラとかうまそ!
国見
早く行きましょ
赤葦
木兎さんちゃんと歩いて
日向
影山行くぞー!!
灰羽
カステラー!!!!!!

善逸
みんなすっげえ背高い
炭治郎
スポーツしてるからだろ笑

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