次の日。
自分のタンスの中を見つめる。
学校制服があるものの、私服にも目がいってしまう。
でも、なにもできるわけでもなくボサボサの髪をほぐしてリビングへ行く。
1階へ行くと、すぐさま洗面所へ入る。
すると、洗濯かごを抱えたみちるさんがでてきた。
突然、みちるさんが私の頭をぽん、となでた。
びっくりしてみちるさんの方を見たら、みちるさんは、いたずらっぽく、にいっ、と笑った。
・
みちるさんの細くて長い指が、私の髪を器用に編んでいく。
わたしは、洗面所の鏡でぼーっと、自分の顔を見つめていた。
みちるさんの笑顔がはじけた。
私の髪、両サイドから綺麗な編み込みになっていて、そのまま、2つのおさげになってる。
すごい、自分じゃこんなの、できないよ。
気づいたらそう言ってた。
私も小さい頃あこがれてた。
ママにかわいく髪を結ってもらうこと。

↑こんなイメージ
それから、朝の準備をいろいろとした。
階段から来た翔太くんが私を見る。
そのあとから、大介くんも来て、。
お世辞でも嬉しいよ。
こんな、髪型にしたことがないから不安だったんだ。
学校にも、この髪型で行く。
恥ずかしいけど、せっかくみちるさんがやってくれたんだもん。
「あなたおはよーどうした?」
さっそく、髪にふれてくる。
「変じゃないよ、むしろかわいいけどさ。
好きな人でもできた?そうでもなきゃあなたがそんな
髪にしないでしょ」
だよね……。
シングルファザーのわたしが急にイメチェンにするなんてね。おかしいよね。普通。
まだ、仁奈には言えない。
「ふーん。変わってるね、あなた」
そう言われたって構わない。
わたしの平和のためだもん!
「ねぇねぇ!この話聞いた!?
深澤翔太が女子と話すようになったって」
深澤ね、。それに、翔太くん。
この話苦手なんだよなー。
「えー?そうなの?
でもさ、やっぱりイケメンじゃない?(キャッキャッ)」
「ん?あなたなんか言った?」
隠しておこう。仁奈には愚痴りたいけど。
【次回予告】
思いつかない…(*ノω・*)テヘ











編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。