第8話

始めてのイメチェン
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2025/06/08 12:30 更新

次の日。
あなた
うーん、いつも一つじゃなあ
自分のタンスの中を見つめる。
学校制服があるものの、私服にも目がいってしまう。
でも、なにもできるわけでもなくボサボサの髪をほぐしてリビングへ行く。

1階へ行くと、すぐさま洗面所へ入る。
すると、洗濯かごを抱えたみちるさんがでてきた。
みちるさん
おはようっ!
あなた
おはようございます
突然、みちるさんが私の頭をぽん、となでた。
みちるさん
ねえねえ。あなたちゃんの髪。結ってもいい?
びっくりしてみちるさんの方を見たら、みちるさんは、いたずらっぽく、にいっ、と笑った。

みちるさんの細くて長い指が、私の髪を器用に編んでいく。
わたしは、洗面所の鏡でぼーっと、自分の顔を見つめていた。
みちるさん
できたっ!
みちるさんの笑顔がはじけた。
私の髪、両サイドから綺麗な編み込みになっていて、そのまま、2つのおさげになってる。
すごい、自分じゃこんなの、できないよ。
あなた
ありがとうございます!
みちるさん
わたしこそ楽しかった!娘の髪を編むのずっと憧れてたんだ!
あなた
わ、わたしも
気づいたらそう言ってた。
私も小さい頃あこがれてた。
ママにかわいく髪を結ってもらうこと。
↑こんなイメージ

それから、朝の準備をいろいろとした。
翔太
はよー。…………ん……?
あなた
へ、へん…?
階段から来た翔太くんが私を見る。
翔太
いや、別に変じゃないけど
そのあとから、大介くんも来て、。
大介(sk)
俺、めっちゃかわいいと思う!
辰哉
よく似合ってるね
お世辞でも嬉しいよ。
こんな、髪型にしたことがないから不安だったんだ。
学校にも、この髪型で行く。
恥ずかしいけど、せっかくみちるさんがやってくれたんだもん。
「あなたおはよーどうした?」
さっそく、髪にふれてくる。
あなた
おはよ、変?じゃないよね…?
「変じゃないよ、むしろかわいいけどさ。
 好きな人でもできた?そうでもなきゃあなたがそんな
 髪にしないでしょ」
だよね……。
シングルファザーのわたしが急にイメチェンにするなんてね。おかしいよね。普通。
あなた
好きな人なんているわけないじゃん。気分
まだ、仁奈には言えない。
「ふーん。変わってるね、あなた」
そう言われたって構わない。
わたしの平和のためだもん!
「ねぇねぇ!この話聞いた!?
 深澤翔太が女子と話すようになったって」
深澤ね、。それに、翔太くん。
この話苦手なんだよなー。
あなた
知らない、知らない。興味ないない
「えー?そうなの?
 でもさ、やっぱりイケメンじゃない?(キャッキャッ)」
あなた
ツンデレだし…意地悪だし…
「ん?あなたなんか言った?」
隠しておこう。仁奈には愚痴りたいけど。
【次回予告】
思いつかない…(*ノω・*)テヘ

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