また次の日、いつものように教室に入る
今日は怖さもあったけど、
何より悔しさと悲しさがあった
如月さんが昨日、有一郎と無一郎に告白したから。
…これで、告白を受け入れていたらどうしようって
付き合っちゃったら、
本当の本当に話せなくなるんじゃないかなって
2人のどちらか片方でも隣に居られなくなったら、、
居なくなってしまったら、、
その時、如月さんが教室に入ってきた
いつものテンションのようだけど、なんだか表情がぎこちないのは、気のせいだろうか…
目線を有一郎達の方に移したけれど、
2人はいつも通り
やっぱり、、付き合っちゃったか。どちらかが
最初の授業2限が過ぎた
その時間は、如月さん達のことを一切考えないようにしてたから、よく集中できた
休憩時間、教室の廊下
後ろから声をかけられた
振り向くと、有一郎と無一郎が立っていた
いつもなら「どうしたの〜?」と軽々と返せた
でも今は、2人がとても怖く感じた
声がまともに出なくて、余計怖さを感じた
もう耐えられなくなって、その場を駆け出し
女子トイレへと逃げた
〜 〜 〜
初めてツインズ書きます!笑
有一郎side
昨日、如月に告られた
如月も、周りの女子と同じで
ねちっこいし、うざい
無一郎も同じ意見だ
如月は、何を考えているのか全くわからない
「顔が好き」
「性格が好き」
と言われた
でも、如月との関わりは殆どなく
向こうから一方的に話されるだけで
俺達は話す気にならないから、流しているだけ
あと、俺達は何よりも誰よりも
あなたが良い。
あなたが一番だと思う
告白されたその時は、
4日前にあなたが刃物を如月に向けていて
その時にあなたが一瞬信じられなくなった
そして昨日
如月を振った後のことだった
後ろから声をかけてきたのは、
違うクラスの雛橋 巳銘だった
彼女が見せてくれた動画には、
如月とあなたが話していた時の動画だった
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新しいキャラ登場です!!
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!