第5話

424
2019/11/03 05:27
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傷ついて、傷つけられて、苦しくなって-。
それでも立ち上がることが出来たら、なんて素晴らしいんだろう。

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liveが終わった翌週。
今日は月曜日だから学校登校日。

AM8:20
雨季(あき)
雨季(あき)
行ってきまぁす!
女手1つで育ててくれているお母さんはもうとっくに出勤しているけど、雨季は誰もいない家に向かって叫ぶ。
あなた
あなた
声でかいって
雨季(あき)
雨季(あき)
なにも言わずに出て行くよりは全然良いと思うけど?ほら、あなたも!
あなた
あなた
雨季が行ってきますって言ったんだからもう充分でしょ
雨季は納得してない顔で、「えー(゚Д゚)」と唇をとがらしてるけど、私には関係ない←
しばらく、学校までの道のりを2人で歩いてたら、後ろから浦島坂田船の皆が笑顔でご登場。
浦島坂田船
浦島坂田船
2人ともおはよーさん!ヾ(´ω`=´ω`)ノ
雨季(あき)
雨季(あき)
おはよっヾ(´ω`=´ω`)ノ!!
あなた
あなた
おはよ
一応挨拶は返すけど、朝からテンション高い人達が多すぎる。
月曜日の朝からこれはかなりしんどい。
このまま、モテモテの浦島坂田船と雨季と一緒に登校したら、私が冷たい視線を送られるんだろうなと、最悪の状況をあたまで考える。

これは何か言い訳をして、別で登校をしようと決心したけど、もうすでに手遅れ。

校門は目の前。そして視線も集中してる。
女子A
ねぇねぇ なんかあの子だけ場違いじゃない?雰囲気も顔も平凡出し
女子A
ちょっと、聞こえちゃうってば!
バリバリ聞こえてるけどね、あなたの声も。
女子A
ごめんってば!でもさ、本当のことじゃない?
女子B
確かにそうだけど、あれでも雨季ちゃんの片割れなんだよ?
校門をくぐるなり、あちらこちらでヒソヒソ話が聞こえてくる。そう言うのは私が1番分かってんだから、余計なお世話だよ。

ほんとは今すぐここから逃げ出したいけど、今逃げたら負け犬だって思われる気がしてどうしても逃げ出せない。
男子A
俺、今度あなたちゃんに告白するわ~
雨季じゃなくて?
男子B
まじか!いつ好きになったんだよ?
男子A
そーじゃなくてw がち恋なのは、雨季ちゃんの方
男子B
でもお前、今あなたちゃんに告るって言わなかった?
男子A
そうだぜ?雨季ちゃんに近づくために、あなたちゃんに告るんだよ!
最低
男子B
うわ!最低かよwww
君も、充分最低だから

しばらく、このヒソヒソ話を聞いていると、教室にたどり着いた
浦田 渉
浦田 渉
千羅、坂田、あなたまた昼な!
月崎 志麻
月崎 志麻
屋上な?
雨季(あき)
雨季(あき)
後でね!
浦田さんと、志麻くんは2年生だから4Fへ。雨季は別クラスだから、廊下の突き当たりまで進み、私と千羅くんと明くんは同クラだから、教室へ。
私は静かに本を読みたいんだけど、毎朝千羅くんと明くんが私の席に来ておしゃべりを始めるから、本なんて読めない。
坂田 明
坂田 明
え~ あなたはどう思う?
あなた
あなた
へっ??
2人の会話なんて一切聞いてなかった私は、明くんの問いに答えられるはずはなく…
あなた
あなた
えっと~😌
坂田 明
坂田 明
もしかしてまたきいてなかったん?
あなた
あなた
ご、ごめんね🙏
折原 千羅
折原 千羅
最近あなたちゃんそういうの多いけど、何かあったん?
なかったと言えば、嘘になる。
けれど私は
あなた
あなた
何にもないよ。ちょっと疲れてただけ
と、嘘をつく
作り笑いとセットでね




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冬夏(作者)
冬夏(作者)
はい!ここで区切ります!
96猫さん方は、そろそろご登場予定です!
遅くなってすみませ~ん(-ω-;)
センラ
センラ
have a nice day☆彡

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