第12話

戻りつつある毎日(透也の気持ち)
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2019/04/07 00:41
2月8日(金曜日)

「はぁ。昨日よりいい目覚めだな。」

1階に降りて朝ごはんを食べて。
2階にあがって着替えて。
また降りて歯を磨いて。顔洗って。

なんか前の生活に戻った。
たった数日前のことなのに。
毎日が「同じ毎日」なんて思うようになった。
大和のちょっと変わった行動で気持ちが変わったり。迷惑かけたり。自分が嫌になった。

たまに思うんだよね。自分の性格って変わんないんだよね。ただ、悪いところ見つけて「だめだ。」なんて言ってみて。
元々いい子に産まれれば良かったのに。


そんなことを考えながら顔を拭いて、家を出た。

(ガチャッ)
「行ってきます。」

そして家のドアを開けた瞬間。
隣の家のドアも開いた。

「いってきまーす。」

「あっ、透也。おはよ。」

「あなたおはよ。」

そんな自分を変えるためにちょっと頑張ってみる。

「偶然だね。こんなこと初めてだよね。一緒に学校いこっか!」

「そうだな。昨日、大丈夫か?」

「うん、全然。あっ、そういえば今日のカラオケどうする?学校終わったらにする?」

「そうだな。」

透也は外のサッカーチームに入ってるから部活はない。

「じゃあ5限目終わって掃除とか終わったらね。あっ、ごめんやっぱり家帰っていい?財布忘れた。あと10分くらいで終わる用事思い出しちゃた。」

「相変わらず、どんくさいな。いいけどドタキャンすんなよ。じゃあそれ終わったら電話かけて。」


やっぱりヤマトのこと引きづってるのは私だけみたいだし、待ってたら申し訳ないから用事あるって行ってこよう。

それで今日は楽しもう。ごめんね、透也。
気晴らしに使って。

喋りながら学校に行ってたらあっという間についた。


(学校)

学校に着いたら女子ほとんどに声をかけられた。それ全部に答えてから自分の席に着いた。

「あなたー!昨日大丈夫?しんどそうだったから声掛けられなくて。」

「うん!全然元気!大丈夫!」

友達にだけは心配はかけないようにしよう。

そして今日は順調に5時限目まで終わった。


急いで時計台に行った。

「その木の影にはもう大和がいた。」

「ごめん、遅くなって。もう1回ごめん、今日用事あって。」

「そっか。全然大丈夫!じゃああなたLINE交換しようぜ。」

「うん!いいよ!」

そしてLINEを交換したら私は家に一目散に帰った。透也に電話かけて家に来てくれて。

2人でカラオケに向かった。
カラオケに着いた。

「何歌う?透也。なんか好きなのある?」

「あぁー。あの知ってる?AAAのLOVER!俺めっちゃハマってるんだよ!」

「知ってるよ!多分歌詞覚えてる!」

そして、一通り歌い終わって今日学校出会ったことについてお互い話して。


「あなた。俺、本当はお前に言いたいことがあってきたんだ。」

「なに?」































「俺。お前のことが............。」





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