第27話

第二章第九幕  水夏の友達
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2025/11/10 12:41 更新
僕達は、リビングに入る。今の時刻を確認すると、20時のようだ。
(なまえ)
あなた
ただいまー
朝比奈まふゆ
朝比奈まふゆ
…ただいま
小豆沢冬花
小豆沢冬花
おかえりー
(なまえ)
あなた
…え?
(なまえ)
あなた
何でここにいるの?
小豆沢冬花
小豆沢冬花
…?水夏と遊んでただけだよ?
(なまえ)
あなた
あぁ…そう…
小豆沢冬花…。小豆沢こはねさんの姉で、個人でアイドル活動をしている。
小豆沢冬花
小豆沢冬花
で、1つ話なんだけど…
(なまえ)
あなた
…何?
小豆沢冬花
小豆沢冬花
奏ちゃんと付き合ってるんだってね
冬花が僕を睨みながら、言う。
小豆沢冬花
小豆沢冬花
私の大事な大事な告白を断っといて
…そうだ。高校生の頃、僕は冬花に告白された。その時は、昔のことをまだ引きずっていたため、誰かと付き合うことすら、考えてもいなかった。だから、断った。
小豆沢冬花
小豆沢冬花
私、ずっとその気持ちを引きずってるんだよ
小豆沢冬花
小豆沢冬花
なのに、あなたは…
(なまえ)
あなた
ご、ごめん…
小豆沢冬花
小豆沢冬花
まあ、あなたが幸せならいいけど
宵崎奏
宵崎奏
その…高校の話は聞いたよ…
宵崎奏
宵崎奏
すごく…一途な人なんだね
小豆沢冬花
小豆沢冬花
ありがとう、奏ちゃん
小豆沢冬花
小豆沢冬花
嬉しいな…
(なまえ)
あなた
で、今日はいつまでここにいるの?
小豆沢冬花
小豆沢冬花
え?泊まる予定だけど?
(なまえ)
あなた
ん?
(なまえ)
あなた
聞き間違いかな
小豆沢冬花
小豆沢冬花
いや、今日はここに泊まるつもりだよ
(なまえ)
あなた
…部屋はどうするの?
小豆沢冬花
小豆沢冬花
…あなたの部屋は?
(なまえ)
あなた
僕と奏がいるけど
小豆沢冬花
小豆沢冬花
私は構わないよ?
僕は、少し戸惑い、奏の方を見る。
宵崎奏
宵崎奏
私も、あんまり気にしないよ
(なまえ)
あなた
…そう…か
高校時代は、少し、この家で遊んだこともあるため、奏と冬花は、前々から面識がある。
(なまえ)
あなた
なら…まあ…いいか…
小豆沢冬花
小豆沢冬花
やったー!
小豆沢冬花
小豆沢冬花
ありがとう、奏ちゃん!あなたの下の名前!
(なまえ)
あなた
そういえば、蒼と水夏は?
小豆沢冬花
小豆沢冬花
お風呂だよー
小豆沢冬花
小豆沢冬花
やっぱ仲良いね、あの2人
(なまえ)
あなた
そうだね
小豆沢冬花
小豆沢冬花
いつもあんな感じ?
宵崎奏
宵崎奏
…そうですね
小豆沢冬花
小豆沢冬花
いいなー
小豆沢冬花
小豆沢冬花
あ、そうだ
(なまえ)
あなた
…何だ?
小豆沢冬花
小豆沢冬花
私たちも一緒に入る?
(なまえ)
あなた
何を言ってるのかわからないな
小豆沢冬花
小豆沢冬花
えー、ひどーい
小豆沢冬花
小豆沢冬花
ほらほら、奏ちゃんも一緒にさ!
(なまえ)
あなた
…うちの風呂はそんな広くないよ
小豆沢冬花
小豆沢冬花
じゃあ、2人で?
(なまえ)
あなた
ダメだ、1人で入れ
小豆沢冬花
小豆沢冬花
…はーい
冬花が頬を膨らませる。アイドルの自覚はあるのだろうか?僕はそう思いながら、夜ご飯を作り始めた。
小豆沢冬花
小豆沢冬花
久しぶりだな、あなたの下の名前のご飯
宵崎奏
宵崎奏
そうなんですか?
私は、兄さんがご飯を作ってる間、冬花さんと話していた。
宵崎奏
宵崎奏
そういえば、冬花さんは何で、兄さんなことがそんなに好きなんですか?
小豆沢冬花
小豆沢冬花
…奏ちゃんにもわかると思うんだけど
小豆沢冬花
小豆沢冬花
優しいところとか、頼もしいところとか、大きなところだとそれかな…
宵崎奏
宵崎奏
たしかに…私も、兄さんのそんなところが好きですね
小豆沢冬花
小豆沢冬花
あと、これは私の個人的なところなんだけど…
小豆沢冬花
小豆沢冬花
見た目がすごくすごく私のタイプだったの!!
宵崎奏
宵崎奏
えっと…そうなんですか?
小豆沢冬花
小豆沢冬花
うん!
兄さんの見た目のどんなところが好きなのか、たくさん聞かされた。…すごい勢いだった。
(なまえ)
あなた
ご飯できたよ
僕は、夜ご飯を作り終え、テーブルに並べていた。すると、蒼と水夏が風呂から上がって来た。今日も、蒼は疲れた顔をしている。
小豆沢冬花
小豆沢冬花
美味しそう…
蒼が冷蔵庫から飲み物を取り出しているところに、僕は話しかけた。
(なまえ)
あなた
大丈夫か?
明月蒼
明月蒼
そう見えるなら、お前は今すぐ眼科へ行った方がいい
(なまえ)
あなた
大丈夫じゃなさそうだな
(なまえ)
あなた
まあ…夜ご飯でも食べて元気出せよ
明月蒼
明月蒼
…そうだな
僕達は、夜ご飯を食べた。僕が高校生の時は、冬花と奏も度々会っていたため、全然話せるようだ。まふゆさんも、最初こそ警戒していただろう。しかし、さすがアイドルのコミュ力と言うべきか、ある程度は打ち解けることができたようだ。
僕は、夜ご飯の片付けと入浴を終わらせて、自分達の部屋に戻って来た。…部屋の中を見ると、冬花が笑顔で話してる横で、顔を真っ赤にしている奏がいた。
(なまえ)
あなた
…えっと、どういう状況?
小豆沢冬花
小豆沢冬花
ん?いろいろ教えてただけだよ
小豆沢冬花
小豆沢冬花
何も知らない奏ちゃんに
(なまえ)
あなた
…は?
(なまえ)
あなた
…奏
宵崎奏
宵崎奏
な、何?
(なまえ)
あなた
もしかして、冬花になにか聞いた?
宵崎奏
宵崎奏
あ…えっと…うん…
(なまえ)
あなた
あぁァ…そっか…
僕は頭を抱えた。まふゆさんに教えてもらうつもりだったのに対して、人が変わっただけではあるが…。
小豆沢冬花
小豆沢冬花
とういわけで…
(なまえ)
あなた
ちょっ…
冬花が僕の手を思いっきり引き、ベッドに押し倒す。
宵崎奏
宵崎奏
えっ?
小豆沢冬花
小豆沢冬花
奏ちゃん、こんな風に押し倒したら、普通の男の人なら、早いんだよ
小豆沢冬花
小豆沢冬花
普通の人ならね……
小豆沢冬花
小豆沢冬花
だけど、あなたの下の名前は難しすぎるんだよ…
小豆沢冬花
小豆沢冬花
こんな程度じゃ何の反応もしないから…
(なまえ)
あなた
…離せ
小豆沢冬花
小豆沢冬花
嫌!
(なまえ)
あなた
そうか
小豆沢冬花
小豆沢冬花
うわっ!?
僕は、全身に力を入れて、起き上がり、冬花を押し倒し返す。そして、冬花の両腕を片手で押さえる。そのまま僕はベッドに座る。
小豆沢冬花
小豆沢冬花
離してよー!
腕を押さえられたまま、冬花が暴れる。
(なまえ)
あなた
冬花が先にやって来たんだろ
(なまえ)
あなた
ごめんね、奏
宵崎奏
宵崎奏
いや…大丈夫…だけど…
奏は大丈夫と言っているが、実際は、そんなことはないようだ。見たこともないくらい、目を見開いて驚いている。
宵崎奏
宵崎奏
えっと…私、お風呂に行って来るね
(なまえ)
あなた
うん、いってらっしゃい
宵崎奏
宵崎奏
私は、お風呂で1人、考え事をしていた。冬花さんにいろいろ聞いてから、心が落ち着かない。…でも、「あなたの下の名前兄さんが」となると、全く想像ができない。
小豆沢冬花
小豆沢冬花
いつまでこうしてるの?
(なまえ)
あなた
そうだね…
(なまえ)
あなた
…もう何もしない?
小豆沢冬花
小豆沢冬花
それは…今後の私次第かなぁ…
(なまえ)
あなた
じゃあ、まだ離せないね
小豆沢冬花
小豆沢冬花
えー…
本当に、何で冬花はこんなに活発なのか。水夏の親友だというのに、考えてることは大違いだ。
宵崎奏
宵崎奏
…お風呂、終わったよ
どうやら、奏が戻って来たようだ。
小豆沢冬花
小豆沢冬花
あ、おかえりー
宵崎奏
宵崎奏
えっと…2人とも大丈夫?
奏が心配するのも無理はない。冬花は、僕が腕を押さえているにも関わらず暴れていたせいで、服が脱げかけていたり、しわしわになっている。…僕は、その冬花を押さえ付けていたため、体力がだいぶ減っていた。
小豆沢冬花
小豆沢冬花
じゃあ、私もお風呂入ってこようかな
僕は、手を離す。
すると、冬花がベッドから起き上がり、風呂へ向かう。その途中、僕の腕を掴もうとしたので、それを避ける。
小豆沢冬花
小豆沢冬花
あっ
(なまえ)
あなた
掴もうとするな
(なまえ)
あなた
1人で行ってこい
小豆沢冬花
小豆沢冬花
…はーい
宵崎奏
宵崎奏
すごく…活発な人だね…
(なまえ)
あなた
そうなんだよね…
(なまえ)
あなた
…高校生の時から何も変わってないよ
(なまえ)
あなた
冬花がアイドルとしてテレビに出てる時は、しっかりアイドルしてるからな…
(なまえ)
あなた
少しは大人になってると思ったんだが…
宵崎奏
宵崎奏
最近は、会ってなかったんだっけ?
(なまえ)
あなた
そうだね
(なまえ)
あなた
だいたい高校以来かな
宵崎奏
宵崎奏
そうなんだ…
さっきから、奏が目を合わせてくれない。何か、気に触るような事をしてしまったのだろうか?今思い返せば、冬花に対して、高校生の時のような対応をしてしまっていた。
(なまえ)
あなた
えっと…ごめんね、奏
宵崎奏
宵崎奏
…どうしたの?
(なまえ)
あなた
いや…何か嫌だったのかなって
宵崎奏
宵崎奏
…何で?
(なまえ)
あなた
…さっきから、あんまり目が合わないから…
宵崎奏
宵崎奏
あ、ごめん…
奏が目を合わせてくれた。しかし、時間が経つにつれて、奏の顔が赤く染まっていき…目を逸らす。
(なまえ)
あなた
…大丈夫?
宵崎奏
宵崎奏
うん…大丈夫だけど…
(なまえ)
あなた
…耳まで真っ赤だよ?
宵崎奏
宵崎奏
えっ?
奏が自分の耳に触れる。
(なまえ)
あなた
…もしかして、冬花から聞いたことが気になってる?
宵崎奏
宵崎奏
あ…うん…
宵崎奏
宵崎奏
えっと…1つ、聞きたいんだけど…
(なまえ)
あなた
何?
奏が顔を真っ赤にしたまま、聞く。
宵崎奏
宵崎奏
兄さんは…
頭譜(やっし)
頭譜(やっし)
皆さん、こんにちは
頭譜(やっし)
頭譜(やっし)
こういう問題って、どうやって解決したら良いんでしょうかね?

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