〜 tt side 〜
あわあわ、と持っていた資料をまとめてこっちに体を向けて話を聞こうとしてくれるもふくん。
…もふくんて、いっつも真面目よなぁ…
ちょっとからかってみよ、w
適応力((
確かに全部あるなぁ…
もふくんと2人でタイムカードを切って外に出る。
そう言って笑うもふくんはイタズラっ子みたいだ。
もうすっかり夜だけど、
都会の夜は昼間みたいに明るい。
薄暗くて人の顔が見えづらいなんて事はあまりない。
じゃぱぱもよくカラーチェンジをする。
そんなじゃぱぱが、「このトリートメント使っとけばちょっとは髪サラサラになるんだよね〜!!」とか言ってオススメしてきたやつ。
本当に調子が良くなって愛用している。
…また。
癖のように、考えてしまう。
今はもふくんと話してるんや。
頭をふって前を向いた。
横断歩道の先に、じゃぱぱがいた。
暫く見ていなかった顔。
明るくて目立つ赤色の髪の毛。
困ったような顔をしたじゃぱぱは、
泣きそうにも見えた。
動揺を、焦りを、隠すように笑った。
店が左側でよかった、。
あのまま…
あのまま渡っていたら、どうしていただろう。
じゃぱぱを無視してた…、?
じゃぱぱが、声をかけてくれただろうか。
それとも、自分から声をかけただろうか。
その後食べたカレーの味は、あまり覚えていない。












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。