第12話

残り25日
274
2026/01/12 02:49 更新

えむと寧々は、神山高校を探索していた。


しかし司は、どこにもいなかった。


教室。

廊下。

中庭。


昼休みが終わっても、

司の姿は見つからない。





🍬
おかしいよ……

えむが、落ち着かない様子で言う。
🍬
いつもなら、司くんの声聞こえるのに
🤖
……探そ

寧々は、短く答えた。







騒がしい教室の前で、

一人だけ座っている人がいた。


冬弥だった。




机に両肘をついて、

ぼんやりと前を見ている。



🤖
あ、青柳くん……、

寧々が、少しだけ声を落として話しかける。

🤖
司、どこにいるか……知らない?


冬弥は、ゆっくりと顔を上げた。

目に、光がなかった。

☕️
嗚呼……

機械みたいな声。
☕️
司先輩なら……早退したぞ…。

えむの胸が、嫌な音を立てた。
🍬
えっ、?早退?なんで?

冬弥は、首を振る。
☕️
理由は……聞いてない……
 

それ以上、何も言わなかった。

寧々は、確信した。

🤖
(絶対……何かあった……)





_____
_____
_____







放課後。


二人は、フェニランへ向かった。


🍬
司く〜ん?いる〜?



えむは、そう言いながら、

どこかで答えを知っている。


でも_____

司はいなかった。


いつもの場所も。

控室も。

ワンダーステージも。



どこにも。

🤖
……いない


寧々の声が震える。


セカイにも、行けない。


昨日と同じ。

”untitled”は、反応しない。


🍬
……なんでぇ?


_____
_____
_____

司の家。

玄関で出てきたのは、咲希だった。

🍬
あ、咲希ちゃん。司くん、帰ってきてる?

咲希は、首を傾げた。

🎹
お兄ちゃん?
まだ、帰ってきてないよ


胸が、ぎゅっと締め付けられる。





_____
_____
_____







帰り道。

二人は、しばらく黙って歩いた。
🍬
司くん………どこにいるんだろ…

立ち止まる。

そして、寧々は顔を上げた。 
🤖
類の家……
🍬
えっ?
🤖
司、今、誰にも会いたくないなら
🤖
それに、類も今日学校で見かけなかったし



🤖
……類のところしか…ない




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