第2話

BLACKPINK
213
2022/11/12 12:35
 夕日に照らされた

 窓のガラスは

 少し私の気持ちを

 揺るがさせた。
 あの頃みたいに
 
 戻れたら……

 「さすがにそれはないよね…笑」

 自分の苦笑いに失笑して、

 あの時を思い出す。
 私はいちばんこの時が好きで

 1番嫌な気持ちになる。
 揺さぶられた気持ちだけが

 心残りなんて

 もったいない気持ちになるけれど
 逆に、別れた時の方が

 失笑だったよ。
 空だけ眺めて

 目を閉じ、鮮明に

 君を想像する。
 そんな時に

 ドアを優しく

 叩く音が聞こえて
 「もう手遅れだよ…?」

 「ごめんね」

 って言い出せなかった。
 「今更なの?」

 「もう私に関わらないで!」

 なんて、強く言ってしまった。
 本音は

 狂おしいほど

 大好き。

 君の仕草だけでも

 養えるほど
 でも、君の欠点は

 あの頃と変わっていないこと
 私の偏見じゃなくて

 ずっと私を見て

 黙って

 解釈していた。
 本当に最後の出会いだったんだね…
 私の気持ちはとっくに

 弄ばれてたの?
 でも、君の方が

 私に傷つけられてたよね…

 ごめんね
 私は恋には理想があったの
 でもそれにはなれなかったから
 私より

 素敵な人柄で

 周りから尊敬される子と

 付き合って

 幸せになってね
 夜になって、

 月夜が私の心を

 動かした。
 なんで、さっきあんなことを
 

 言ってしまったんだろう。

 自分に後悔をしてしまった。
 
 その時からずっと

 眠れなかった。
 朝になっても

 君が来ていたら

 私の機嫌は治ってたかも
 2人部屋も、

 ダブルソファーも

 2m近くあったマフラーも

 全て片付けるのが、、
 
 「悲しいよ……、、」

 こんなにも別れて君を思ってたんなら

 あんなこと言わなきゃ良かった。
 














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