どうなってるの…?と呟くと同時に、嫌な気配がした。
さっきとは違う。
何かがいる、人間ではないナニカが。
……。
返事がこない。
そして何故だか知らないけどまた…体が勝手に、境内の中を進んでいく。
境内の中へは入りたくない。怖い…のに、何故だろう、不思議と心地良い。
そして、懐かしい。
初めて入った場所なのになぁ…おかしいな…と身を委ねながら周囲を見渡していると、ある事に気づいた。
そして暫くの間、必死になって探すが…
見当たらない。
草の茂みの中は…ない。
階段の近くも…ない。
まず、カバンから手を離した記憶がない。まるでカバンだけ神隠しに遭ったかのように。
勝手に進んでゆく体を、無理矢理引っ張りながら鳥居へ向かう…と、その時
カラン…カラン…
と下駄の音が聞こえた。
そう思ったのも束の間…
ドン!!
何者かに背中を蹴られた。
足元には長い階段があり、そこで躓いたら…もう一巻の終わりだ。無傷では済まないだろう。
ゴロゴロと階段を転げていく。
そして、
ドシャ!
階段の上には、小さな子供がいた。
でもどこか大人びていて、不思議な雰囲気をしている子だ。
…起き上がれない。もう体が限界だ。出血も酷い、打ち所が悪かったのだろう。
そこで私は…
その言葉を遠く聞きながら、意識を失った。
______________________
__________________
____________
カラン…カラン…
その少女は、和紙で出来た本を持っており…最後のページには、鈴らしき人物が階段近くで倒れている絵が描かれていた。
_______________________
_______________
____________
batend…神様の逆鱗
エンド数1/4
どうも、作者です。あ、バッドエンドだからってここで終わりって訳じゃないですよ?マルチエンド式にしようかと思っていまして…。…オリジナル小説でマルチエンドって珍しいのかなぁ…、まあいいや。
て事でまた次のチャプターで。











編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。