姿を現したのは、二人の綺麗な女性だった。
そう言ったのは青い髪が綺麗な女性だった。
明るそうな人…と思っていると、ルアが元気に返答した。
エナさんは私たちを見てニコッと微笑み、隣にいる赤い瞳が特徴的な女性に話しかけた。
イオリが少し頭を下げて言った。
でも、さすがに自分より年上の人を呼び捨てはなんだか気が引けた。
私はいい呼び名を頭の中で考えた。
ウランさんも、名前だから…
バファリさんがそう言ってくれたことなので、私は遠慮なく「エナさん」と「バファリさん」と呼ぶことにした。
その後、ウランさんが詳しい説明をしてくれた。
この二階には寮もあって、そこで泊まっていくことができるらしい。
部屋が足りているし、私たちがいる期間は私たち貸切状態にできるらしいので、部屋は好きに使っていいらしい。
私は端の部屋がいいな。
だって片方でも人がいないので、気軽に騒げる。
騒いじゃダメだと思うけど。
エナさんと、ウランさんはその場を立ち去り、バファリは私たちに向き直った。
少し会釈して、手を進行方向に向けるその姿は、よく慣れたようだった。
バファリはそう言って廊下を通って行った。
宿舎は、一番端の突き当たりのところにあった。
全部で10個部屋があるらしい。
ルアが大きな声を上げて、ドアを乱暴に開けた。
ドアが「ギィィ!!」と大きな音を鳴らす。
私はそういうものの、チラッと部屋の中を見た。
結構広いみたいだ。
普通に四人ぐらいで住めそう。
ルアはドアを開けた部屋の中のベッドにゴローンと寝っ転がった。
私はルアの部屋のドアを閉じた。
そう聞かれたので、私は答えた。
べマレはヒラヒラと手を振って、私は促されるままに部屋に向かった。




















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!