第8話

ゼルバジアの訓練場
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2022/11/05 09:40 更新
 ゼルバジアは、中世ヨーロッパみたいな街並みだった。

 まぁ、いうてベラノスもそうだけど、ゼルバジアは本当に赤い屋根ばっかりだ。

 おとぎ話に出てきそう…
 小人とかがいっぱい住んでそう…
 すると、斜め下の方に空中に浮いている長方形の建物が見えた。
ウラン・ラエリ
ウラン・ラエリ
あそこに着陸します!
 え。

 あ、確かに屋上みたいなとこに小さいランプが灯ってるけど。

 …まさか、練習場って、そこ?

 

 予想を超えてきた…
 まさか空中だとは思わないじゃん…

 通学辛そう……
ルア・リヴァン
ルア・リヴァン
え、ミスったら死亡…?
イオリ・バーレ
イオリ・バーレ
まぁ…見た感じ、そうだろうな。流石に誰かが下から助けるーとかはなさそうだし…
 怯えるルアに、イオリが答える。

 嘘でしょ、魔法の石探す前に死ぬとか…
べマレ・リマ
べマレ・リマ
気を引き締めていこう……
リアネ・アイシーラ
リアネ・アイシーラ
そうだね……
 
 まずは、ウランさんがお手本を見せると言って先に一人で着陸しに行った。

 軽々と、鮮やかだった。

 でも、本当に自分がやろうとすると難しいんだろうな……


 そう思っていると、ルアが飛び出した。

 一瞬自分が死ぬかと思った。
 まぁ、自分でバランス取れなくてずり落ちそうになったのもあるけど…

 ルアが自ら死にに行ったのかと思った……
 ルアは、どんどん下に降りていく。

 あ、でも降りすぎた。

 ちょっとその場で立ち止まって、ルアには珍しい慎重な動きで微調整をしていく。
 そして、そうっと屋上に乗った。

 あ、ガッツポーズしてる。




 と、そんな感じで私たちは皆屋上に着陸。

 皆慎重だった。
 屋上の馬小屋に天馬たちを入れて、私たちは階段で下の階に降りていく。
ウラン・ラエリ
ウラン・ラエリ
ここは、3階構造となっています。
 ウランさんの説明タイムが始まった。
ウラン・ラエリ
ウラン・ラエリ
1階は、受付。
2階は、練習場。
3階は、会議室です。ちょっとした練習場もあります。
 会議室…?
 ベラノスの練習場には無かったような…?
ウラン・ラエリ
ウラン・ラエリ
ここでは、戦争について会議する場所ともなっております。
あ、こちらですね。
 ちょうど、重たそうな扉に、高価そうな鍵がかけてある部屋に着いた。
ウラン・ラエリ
ウラン・ラエリ
ここでは、人に簡単に入られぬように、鍵をかけてあります。
 ウランさんはそう言いながら、ポケットから鍵を取り出して、鍵穴の中に突っ込んだ。
 ガチャリと扉が開き、中に光が差し込んだ。
 そこには、深みのある木製の椅子と机、そしてその大きな机の上にはベラノの地図、そしてその周りの地図さえもあった。

 ホワイトボードの上にはアサガの地図もある。
イオリ・バーレ
イオリ・バーレ
なんだか、冒険小説の中みたいだな。
 イオリの言葉に私は頷いた。
 本当にそうだ。

 作戦立てる場所じゃん…
ウラン・ラエリ
ウラン・ラエリ
それでは、受付まで行きましょうか。
 その時、ふと疑問が頭の中に浮かんだ。
リアネ・アイシーラ
リアネ・アイシーラ
あれ、受付が一階…?
 わざわざ下に降りなきゃいけないのか…

 危ない人が来たらめっちゃ危ないじゃん。
ウラン・ラエリ
ウラン・ラエリ
あぁ、普通の人はここに足を下ろした瞬間一階に強制転換されるのです。
 へ、へえ…

 びっくりするだろうな…
 そう思いながら、鉄の階段を降りていく。
ウラン・ラエリ
ウラン・ラエリ
それでは、紹介しましょう。エナ、バファリ。
???
???
はい!!

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