第6話

第5話 見知らぬ青年
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2025/07/23 13:39 更新



ー 翌々日




  ー  🈂️🔷 side…







俺達は、その日丸一日歩き、日をまたいでも歩き続けた。


そして、夜明けが近づく3時半頃のこと…

俺達は、遂にその街に足を踏み入れた。

🈂️🔷
ハァ…ハァ…ここ…もしかして…
🔥
あぁ…間違いない…ここが…俺の降りた駅だ…
ホームによじ登る。

そこに立った時、不思議と達成感が身体の奥底から湧き上がってくる。

かい君も俺も、夜通し歩き続けた疲れがあり、誰もいないホームで寝転がった。

🔥
やっと…やっと着いた……ハハッw…やっとだ…
🈂️🔷
やっとやな…w…
俺達は、小さく笑っていた。

そして、そのまま眠りに落ちた。









  ー  🔥  side…


🔥
ん…

目を覚ますと、知らない場所にいた。



布団の中…

久々にこんな柔らかい物の上で寝た気がする…。

和室…か…?

誰かの…家…?
🔥
はッッッ!!
俺は我に返り、はっとした


知らない場所…

一体…何があったんだ…

🔥
おれは…たしか…
🔥
やっと駅について…翔と…一緒に…ッッッ
🔥
翔ッッッ!!

俺は周りを見渡す

だが、周りには誰も居らず、俺だけがその部屋で寝ていたらしい。

俺は勢い良く立ち上がり、そのまま部屋の戸へ足を進める。

だが、筋肉痛なのか、上手く足が進まない。


あ!起きた!
🔥
?!
俺が壁に身体を沿わせ、無理に立っていると、勝手に戸が開き、見知らぬ青年が顔を出した。




  ー  🐥  side…

ガタッッ


🐥
奥の部屋から物音が聴こえる。

🐥
あ、もしかしたら、目を覚ましたのかも知れない!
俺は掘りごたつのくぼみから足を抜き、部屋へと駆け出す。

俺は部屋の戸に手をかけ、左にスライドする。

🐥
あ!起きた!
そこには、起きたばかりで、髪の毛もクシャクシャな青年が壁に寄りかかって立っていた。

🔥
?!
…誰だ!!
🐥
いや、こっちのセリフでしょw
🔥
な…?!
あ…でも…そっか…💡
🐥
おぉ!物わかりがよろしいようで!
🔥
なぁ、すまないが手伝ってくれないか…?
🐥
🔥
一人で立つのが限界だ…
🐥
えっ!そうなの?!
分かった!
俺はその子に肩を貸してやり、そのままさっきの掘りごたつまで連れて行った。

🈂️🔷
よぉ!起きたか、寝坊助ねぼすけ
こたつへ戻ると、そこには翔ちゃんがいた。

翔ちゃんは、この子よりも早く目を覚まして、少し駄弁っていた。
🔥
なッッッ?!
翔!!
🐥
翔ちゃん!この子やっと目覚ましたみたい!
🔥
この子?!やっと?!
🈂️🔷
いやぁ、面倒かけて申し訳ない…
翔ちゃんは、申し訳無さそうに笑顔をつくるが、どこか楽しげだった。

🈂️🔷
かい君、この人はかもめさん!俺はかもめんって呼んでる!
🐥
どーも、鴎でーす!ニッ
俺は青年を座らせ、ニッと笑ってみせた。
🔥
ど…どうも!かいと…です…
🐥
よろしくぅ〜!かいにゃぁぁ!💕
🔥
かッッッかいにゃッッッ?!
🈂️🔷
www
俺も翔ちゃんって呼ばれてるw
🔥
いや、俺だけにゃんなの?!
🐥
うん!かいにゃは「にゃん」な気がするから!!
🔥
へ…へぇ……
俺は自己紹介を終え、2人と話た。

🐥
いやぁ、ビックリしたよぉ!
🐥
駅に行ったら、2人がグッスリ寝てるんだもん!
🔥
うぅ…//
本当…申し訳ない…
🈂️🔷
いやぁ、本当ありがとうな!
🐥
うんうん!助けてよかったよ!
🐥
ほら、真夏だしさ!
使われてない、あんな汚い駅に人がいても、誰も見つけられないから!
🔥
いや、よく見つけたよな…
🈂️🔷
それなぁ!どうして俺達を見つけられたん?
🐥
あぁ、あそこ…俺とそらちゃんの遊び場秘密基地だから!
🔥
秘密基地…?
🈂️🔷
ほえぇ!✨️
🐥
あ、そうそう!
そらちゃんをまだ紹介してなかったよね!
🔥
🈂️🔷
🐥
ここの近所に住んでるんだ!
🔥
なるほど、友達か!
🈂️🔷
おぉ!かもめんの友達!会ってみたいなぁ!
🐥
え!会う?!✨️
じゃあ、明日一緒にあの駅に行こ!
俺は2人を誘ってみることにした。
🔥
え!良いのか?!
🈂️🔷
邪魔にならへんか…?
🐥
うん!全然大丈夫!
そらちゃん、友達大好きだから!
🔥
そうか!なら是非会いたい!
🈂️🔷
俺も!そらちゃん、仲良くなれるかなぁ!✨️
🐥
うん!後で電話しとくよ!

2人は、すぐに受け入れてくれて、誘いに乗ってくれた。


俺は、この田舎とも都会とも言い難い、発展途中の街に住んでいる高校3年生。

特に進路も決まらず、呑気に遊んでいる。

小学生の時に転校してきたそらちゃんは、猫が好きで、名前が動物と言う不思議な共通点から仲良くなった。

小学校、中学校と一緒で、高校も家の近くのところに、一緒に進学した。

2つ下の後輩ではあったものの、タメ口は変わらず、ずっと仲が良かった。

そらちゃんとは、いつも駅に集合して、そこから公園に行って一緒に遊ぶのが日課だった。

特にやることが無い時なんかは、ずっと公園で駄弁った。

飼い猫を連れてやって来たり、野良猫がついて来たりするそらちゃん。

そんな事がしょっちゅうだった。

そんな毎日が俺の幸せで、大切な時間だった。



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