第8話

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2026/03/17 08:00 更新
あなたの下の名前の頭の中は 、彼の言葉でいっぱいだった。

逃げよう。この世界から。

それは 、夢みたいな話だった 。
でも心臓は 、なぜか少し軽くなっていた 。
あなた
無理だよ ... 。
hsrb
... どうしてですか?
あなた
私たち 、まだ子供だし ... 。
hsrb
... でも 、ここにいたら ...
hsrb
... 君の記憶が 、消されるんですよ?
あなた
... それは ... 。
hsrb
... 嫌です 。
hsrb
... 君が俺の事忘れるのは ... 。

警告が 、小さく鳴った 。

それは恐怖ではなく 、想いに対する警告だった 。
あなた
... 逃げたら 、追われるよ ... ?
hsrb
分かってます 。
hsrb
それでも 、君と一緒なら ... 。

あなたの下の名前は 、しばらく黙ってから言った 。
あなた
ちょっと 、考えさせて ... 。
hsrb
... もちろん 。
その日の夜 。

感情チェックをしてみたら 、数値は89%だった 。
あなた
私 、恋しちゃったんだ ... 。

誰にも言えない言葉を 、小さく呟く 。
あなた
... 今日はもう寝よう 。
翌日 、感情管理局の職員から呼び出された 。
職員
あなたの下の名前 、放課後に再検査を行う 。
職員
教室で待っておくように 。

そう言って 、職員は去っていった 。

去った直後 、彼が来た 。
hsrb
... 呼び出しですか?
あなた
うん ... 。
hsrb
実は 、俺もなんです 。
あなた
そんな ... 。

ふたりの時間は 、もう少ないかもしれない 。

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