第6話

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2024/08/06 02:00







______


北 斗
 ねえ、この気持ちがまずかったのかな 
北 斗
 この感情って、変… ? 


 「 先輩の笑顔は他の誰にも見せたくない 」


 「 俺だけのものになればいいのに 」


こんな真っ黒な感情、

もし先輩に伝わっていたなら避けられたのも納得がいく



 いやー ? 
恋してんなぁーって感じ
北 斗
 へぇ、、 


まぁ、自分の感情が変ではないことに

安堵しても今の状況は全く変わらない。







あれ 、もしかして今日って第一木曜日……


北 斗
 今日図書室当番だわ 
 なんでか聞くチャンスじゃん 

そんなあっさり聞けたらこんな悩んでないっつーの


そもそも来るのかも怪しい。


 あ、俺もついてこっか ? ? 
北 斗
 それだけは嫌 
 えーー
俺もきょも先輩にお近づきになりたいー
北 斗
 そう言うと思った ! ! 
だから嫌なんだよ ! ! !


___________



 _____ ガラ… ))

早歩きで向かった図書室は静かだった。




いつもはあんなに楽しみだった当番が

今日は本当に気が重くて憂鬱だ


カウンターの椅子に座り、

先週まで先輩と一緒に推理し合っていた

小説を手に取った時 ____




____ ガタッ、ドンッ ))

北 斗
 …え、?  

何かがドアに…ぶつかった ? ?

正体不明の衝撃音の後また静かになった図書室。



なんなんだよ、、



小説に伸ばしかけていた手を戻し、

恐る恐る確かめに行った


_____ ガラガラ……


北 斗
 ……うそ、



北 斗
 なん、なんでっ、せんぱい、 ? 
 
大 我
 ぅ… 


ドアの先には床にうずくまる先輩がいた、






不謹慎なのはわかっている。でも、


久しぶりに近くで見た先輩はとても綺麗で。




あぁ、たった数週間関われないだけで

俺はこうなっちゃうのか、





なんだ、俺、思ってたよりずっと先輩に依存してて

大好きじゃないのこれ、


北 斗
 …先輩っ、大丈夫ですか、!  

 返答なし


思い知らされた事実を頭から取っ払って

先輩をおぶった。

北 斗
 …… 

だめだな、

先輩のにおいだけで心拍数が速くなる。



でも、久しぶりに会ったからこそわかる。


少し顔色が悪いし隈もうっすら出来ている、





やっぱり何かあって寝れていないのだろうか、

俺には言えない何かが……





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