【 qn side 】
俺は 、自室に 戻ると 、
すぐに ねこおじを 呼んだ 。
彼は 、そう言って 俺の部屋を 出ていった 。
談話室は 、室名から わかる通り 、
会談を するため 専用に 作られている 部屋のことだ 。
そこで 、王太子殿下達を ” 見定める ”
… どんな 事を 持ち出してくるのか 、
俺は そんなことを 考えながらも 、
自室を出て 、談話室へと 足を 運んだ 。
【 dz side 】
めんが エンチャントを し終えた 。
めんの エンチャントは 、とても 強化力が
すごいから 、割れるとは 思っているのだが …
やはり 、緊張は 走るものだ 。
なぜなら 、これから ” 噂の魔王様 ” …
噂では 、人を 殺すことに 罪悪感を 全く感じて
いないという 、魔王様の 所へ 向かうのだ 。
出会った瞬間 、殺されてしまうのではないか …
そんな 最悪な想像が 頭の中を 巡っていく 。
すると 、
パキッ パキパキパキッッ と 、亀裂音が 鳴ったと思えば 、
光の粉が 辺りに 飛び散り 、結界は 割れた 。
ぼんさんや 、めんは 呑気に 割れた、と
喜んでいるようだが … 、
おらふくんは 、緊張しているようだ 。
かという 、この僕も とても 緊張している 。
何か 、緊張した空気だと 気づいたのか 、
ぼんさんが 声を かけてくれた 。
おらふくんと 、思ってることが 一緒だと
気づくと 、少し安心した 。
同じ様に 物事を 捉えている 、と知れるだけで
ほっとする 。
1人じゃ ないんだと 。
少しの時間で 、笑いが 生まれた 。
やっぱり 、2人は すごいな ( 笑
僕の 掛け声と共に 、大きな門が 開かれた 。
【 bn side 】
門が 開いて 、やっと 城の中に 入ることができた 。
これも 、めんの 特殊スキルの おかげだ 。
城の中は 、とても 広く 、
一度入ったら 帰れないのではないか 、と思うほど
分かれ道も 多く 、とにかく 広い 。
門を開ける前 、
おらふくんと ドズルさんが 緊張した顔を
していたのが 少し気にかかるが ...
俺と めんが 笑わせたので 、少しは 空気が
和んだ気がする 。
俺が 緊張してるか 、といえば もちろん緊張しているが
" 第一王太子が びびって どうするんだ "
と 自分を 無理やり 叩き上げている 。
心底 今すぐ逃げ出したい 。
だが 、少し 気になることも ある上 、
これは 任務なので 逃げ出すわけには いかない 。
いま 、ほんの少し 、ほんの少しだけ
空気が ... 揺れた気がした 。
完璧に 、_____ だ 。
驚きを 隠せないほどなのに 、俺の心は
冷静そのもの 。
なんなら 、魔王様が 誰なのかという
予想までしてる ...
そうなるとは 、薄々 思ってたんだけどな 。
前から 、猫耳を 生やした 、獣人が 登場 。
魔力量も かなり多いと思う 。
というか 、魔力を 押さえ込んでいるため 、
魔力探知で 気付きづらく 、
どれほどの 魔力量か 正直わからない 。
だが 、気配がなく 、すきもない 。
強者で ある事には 変わりない 。
あ 、これ 不法侵入か 、と今更ながら 思う 。
そりゃそうなるか ((
そう言って 、ねこおじは
元来た道へと 進んで行った 。
俺は 、みんなに 目配せをし 、
着いていく という意思を 伝えた 。
みんな 緊張した顔を している 。
さすがの めんでも 、顔が こわばっている 。
多分 俺も ....
というか 、この城の 主って ....
" 魔王様 " じゃん ... ?
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!