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2020/04/02

第21話

-21-
炭治郎
炭治郎
ちょっと前髪あげてくれないか?目の下辺りまで腫れてるから
五月女透華
五月女透華
…………ぅん
私はあげるのを躊躇してしまった


あげたらなにか言われるのではないか
それが不安で仕方なかった







すると…………
炭治郎
炭治郎
透華の目はすごく綺麗だな
海みたいに綺麗な水色と、月が綺麗に見える夜空みたいな黒色
五月女透華
五月女透華
え、…………
炭治郎は私の予想を超えて、とても綺麗な表現を使って褒めてくれた





今までもらったどんな“綺麗”よりもずっと嬉しかった












優しく微笑む炭治郎は今何を考えているのだろうか
全くと言っていいほど匂いがしない



不思議だ







炭治郎
炭治郎
よし!!できたぞ
五月女透華
五月女透華
ありがとう…………
頬に貼られた白い湿布




目がスースーするのだが…………






でもそんなことはどうでもよくて、ただただ炭治郎の言葉で胸がいっぱいだった
炭治郎
炭治郎
透華はもっと自分に自信をもっていいと思うぞ
前髪で隠してるよりも、いっそ見せてしまった方が気も楽になると俺は思う

隠してしまうのは勿体ない
恋雪達もそんなこと言ってたな…………





五月女透華
五月女透華
昔、同じようなことを言ってくれた人がいた
でもその人は前髪を切ったら私の目を気持ち悪いと言い出した
ただ私を笑い者にしたいだけだった
だからあまり人を信用できなくなっちゃったんだ










ギュッ
炭治郎
炭治郎
辛かったんだな
でも俺はそんなことしない
他の皆だってそうだよ
素直で、純粋な匂い

本当にこの人は心から優しい人なのだ







五月女透華
五月女透華
ありがとう‼️炭治郎ニコッ















































炭治郎side











ありがとうと言った透華の笑顔は



控えめではあるが、いつもの悲しそうな笑顔ではなかった


優しそうなその笑顔に俺の頭は真っ白になった













あぁ、俺は透華のことが好きなのかもしれない






炭治郎side END