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キ - ン コ - ン カ - ン コ - ン 🔔 ”
「 よし 、じゃあ 次の授業の準備しといて下さいね ~ 」
ちょん先生 は 、それだけ言うと 教室から出ていった 。
ちょん先生 が 出ていった途端 、また 、教室が騒がしくなった 。
girl 「 まじで 、かっこいい … ♡ 」
girl 「 それな 」
うっとりしている子もいれば 、
boy 「 裏では 、チャラチャラ してそうだな 笑 」
boy 「 ありえるわ 、笑 」
陰口を言ってる子もいた 。
「 あ 、あなた 」
「 ん ? 」
「 教科書忘れたから 、見せて 」
「 ん 、いいよ 」
「 ありがと 」
てひょん は 、自分の席をくっつけると
机の中をあさり始めて 、ノートと筆箱を机の上に置いた 。
「 なんか 、中学生に戻ったみたい 」
「 なんで ? 」
「 いや 、席くっつけてたのって 中学生まで だったじゃん ? 」
「 あ ~ 、そうだったね 笑 」
「 高校でも 、席くっつけとけばいいのに 」
私の目を見て 、喋る てひょん の目は少し 、
寂しそうだった 。
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!