(目を覚ますとベッドの上に居た
あの状況下ではあの後
殺されたと思っていたが僕は生きていた
切られた筈の腕も完璧に直っている
切られたと思わない程完璧に……
もしかしたらあれは夢だったのかもしれない)
「やっと起きたんだだね〜」
(と思っていたが
出血で気絶する直前に見た
あの8人のニンゲンの1人が目の前に現れた
嫌なことにあれは現実だったようだ)
「いやー君だいぶ寝てたよ〜?
てっきり死んじゃうのかなーって思った
ほんと生きてて良かったよ〜」
(あの時は嘲笑っている目線だったが
今は優しい目線を僕に向けてくれている)
「そんな見てどうしたの〜?
あ!そういえば自己紹介してなかった!
僕はアプセット!宜しくね〜」
(アプセットというニンゲンは
僕の体が映るように鏡を見せてきた)

(鏡に映った自身の体に驚いた
以前の僕とは異なった姿をしていたからだ)
(困惑しつい聞いた僕に
アプセットは優しく
説明してくれたが僕には理解出来なかった)
(僕がそう言うアプセットはより詳しく話してくれた)
生物にはタマシイっていうのがあってね?
そのタマシイにはその人の意志があり
これまで経験した事が刻まれる器なんだ〜
まぁたまに
何らかのきっかけで記憶喪失になる奴はいるけど〜
完全に記憶が無くなってる訳ではなくて
タマシイの奥深くに閉じ込めちゃってるだけなんだよね〜
それから
生物ってタマシイだけじゃ生きれないんだよね
それでさらにタマシイを留めておく器として体が必要
体は一定以上のダメージをくらえばやがて死ぬことになる
老化していくのもそうなんだよね〜
体は自然に抗うことは出来ず
長い時を得て溜まったダメージが突然現れ弱りそして死ぬ
ほんと体って不便何だよね〜
あ、ごめん少し脱線した〜
でもこの2つには相性があってね?
あれー例えると仲間との相性かな?
仲間との相性が良ければ
戦闘とかで喧嘩をせずに上手く連携を取れたりできる
でも相性が悪ければ
仲間との連携が悪く攻撃が当たり喧嘩になる
タマシイと体も今言った例と同じく
相性が良ければ上手く体を
動かしたり馴染むのが速いけど
相性が悪ければすぐ
怪我をしたり馴染むのに時間かかったりする
さて、ここからようやく本題だよ〜
君のタマシイはボスの魔法により
フリスクっていうニンゲンの体に入り込んだけど〜
(それを聞いて僕は疑問に思い
説明してくれてる最中に
疑問に思ったことを聞いてしまった)
(アプセットはその質問をされて
あの時のように嘲笑っているような目線をした)
(だが、すぐにさっきまでの優しい目線に
なったがさりげなく気になるような言い方をしてきた)
(あの質問をした時に
アプセットがしたあの顔が怖くて
僕は続けて質問することが出来なかった)
君のタマシイと体の持ち主は弱っていた
だから有能な君と
ソウルが傷ついた体の持ち主を天秤にかけた時
君を選び君を選んだ
いやー君に合う体を見つけるのは大変だったよ〜
だって君は
ニンゲンの中でも強い方だからね〜
君と同等またはちょい強いぐらいで
しかも同じくらい弱っている体じゃないと
場合によっては多重人格になっちゃうからね〜
それから
君…どうやらボスと契約し助けて貰ったそうだね〜?
だから
その見返りとしてボスの元で
働くことになったということだね?
(これから教えられる量が
まだまだ沢山あると言われ絶望している
ただでさえ、タマシイと体に関しての話で
頭がいっぱいいっぱいだったのに……)











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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!