第36話

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2025/03/23 01:50 更新
足元に転がった憲兵をみてようやくまともに呼吸をした気がした。
緋夏や広田の爺さんたち、どこまで逃げたかな・・・
寮長に「アタシの全てを・・・殺されてたまるかよ」と吠えてから、寮長はまるで雷に打たれたかのような顔をして動かなくなった。
正直あの場から一刻も早く抜け出したかったし、広田の爺さんたちの事も気になってたから、これ幸いとその場から逃げ出して来た。
憲兵たちの行き先なんて見当もつかなかったけど、そこまで遠くには行ってないでくれと願ってスラム中を走り回った。

そうしたら、スラムとの境界線に跨る山小屋で緋夏が憲兵に首を絞められてるのが見えて助けに入った。
橘椿
今回は流石に無茶しすぎたな・・・
未だ整い切らない呼吸をなんとか深呼吸して抑えようとする。
その間にも、頭はグルグルと次のことを考えていた。
寮長は今どこにいるのか。まだスラムにいるとしたら、スラムの状況はどうなっているのか。広田の爺さんたちは無事にスラムに帰れたのか。
橘椿
とりあえず・・・戻らなきゃな
思考に区切りをつけてそうこぼす。

今は休んでいる暇なんてない。とにかく動かなくては





今回短めです・・・

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