第14話

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2023/11/26 03:01 更新
それから少し経ったある日、僕は先生に呼び出された。



テヒョン
失礼します…
先生
こんにちは、テヒョンくん。
普段は穏やかな先生の顔に少しだけ緊張が走っている。
テヒョン
あの、急にどうしたんですか?
先生
それが、君の病気を治せるかもしれない…!
テヒョン
えっ…!
テヒョン
でも、先生、僕の病気を治すのは難しいって…
先生
確かにそうだったんだ、国内ではね。
でも、ヨーロッパには治す技術があるらしいんだよ…!
先生
ただし、それなりのお金も時間もかかる。短くて2ヶ月、長くて3、4ヶ月はかかると思ったほうがいい。
















テヒョン
…行きます。
テヒョン
行きたいです!
僕の答えを聞いた途端、先生の顔が綻んだ。
先生
!?…ほんとですか!?
先生
そうですか、嬉しいよ。テヒョンくん。頑張ってくださいね。
テヒョン
はい。ありがとうございます、先生。







先生
…ジミンくんのことは、いいんですか……?
ジミンという単語にドキッとする。





テヒョン
…いいんです。どうせ、もう会わないって決めちゃったんだし。
テヒョン
むしろ、遠く離れた方がいいのかも…。
自分で言ってて少し泣きそうになってきた。
先生
……
先生
テヒョンくん…、君はジミンくんのことが好きなんだね。
テヒョン
…はい。
テヒョン
とても…
そこで口ごもってしまった。

僕のこの感情は一体なんなんだろう。

僕は親友として、ジミンが好きだ。 

じゃあ、ジミンに会いたくて仕方ないこの感情はなんなんだろう。

ジミンの声が聞きたくて仕方ないこの感情はなんなんだろう。

ジミンに触れたくて仕方ないこの感情は?





ジミンの笑顔で胸が高鳴るのは…一体なんでなんだろう。
友情と恋愛感情の勘違いだと言われてしまえばそこまでだけど…、僕はジミンのことが好き…なのかな…?

よくわからない。
テヒョン
先生…。
先生
なんですか?
テヒョン
僕は恋愛感情とか、あんまりよくわかりません。でも、会いたいって思ったり、声が聞きたいって思ったり、触れたいって思ったりする、これがそうなら多分僕はジミンがそういう意味で好きなんだと思う。
先生
……そうですか。
テヒョン
あと…ジミンはね、笑顔がすっごく素敵なんです。
目がクシャってなって、可愛いんですよ。
僕はジミンの笑顔を思い出して顔を綻ばせた。

そんな僕を見た先生は、そうなんですか。と優しく微笑んだ。
















先生
テヒョンくん……。
テヒョン
…はい。
先生
いや、なんでもないよ。ごめんね。
テヒョン
そうですか…。では…失礼します。






僕は自室に戻る途中も、自室に戻ってからもジミンのことを考えていた。でも、結局答えなんて出なくて、ただ会いたい気持ちだけが膨らんでいった。

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