第20話

#7 修学旅行の時間・1時間目-②-
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2025/09/10 13:42 更新
修学旅行当日





東京駅





菅谷「うわぁ、A組からD組までグリーン車だぜ」





中村「うちらだけ普通車 いつもの感じだね」





こういう所でもE組差別はやっぱりある





くだらない





「うちの学校はそういう校則だからな 入学時に説明したろ?」





「学費の用途は成績優秀者に優先されます」





「おやおや、君達からは貧乏の香りがしてくるねぇ」





その時





イリーナ「ごめんあそばせ ご機嫌よ、生徒達」





上から下までハイブランドを纏ったビッチ先生





前原「ビッチ先生何だよそのハリウッドセレブみたいな格好よぉ」





イリーナ「フフフっ、女を駆使する暗殺者としては当然の心得 良い女は旅ファッションにこそ気を使うのよ」





烏間「目立ちすぎだ 着替えろ どう見ても引率の先生の格好じゃない」





イリーナ「硬いこと言ってんじゃないわよ烏間 ガキ共に大人の旅の___________」





烏間「脱げ!!! 着替えろ!!!」





烏間先生、顔が怖い





そしてビッチ先生はさっきとは打って変わって





地味な服に着替えさせられた





凄い落ち込んでるけど………





片岡「誰が引率なんだか………」





磯貝「金持ちばっか殺してきたから、庶民感覚がズレてんだろうな」





そして、時間になり私達も新幹線に乗り込んだ





各々班に分かれて席に座って行くが





向かい合わせでの席は6席





1人余る





あなた「私ビッチ先生の隣座るから、皆んなでここ座って」





潮田「いや、僕が__________」





あなた「大丈夫 隣ついでにビッチ先生慰めとく」





そして私はビッチ先生の隣へ





杉野「綾瀬って本当よく周り見えてんな」





潮田「うん、こっちが気づく前に気づくんだもん」





茅野「出来る女ですなぁ……」





赤羽「…………………」















あなた「ビッチ先生、隣いいですか?」





イリーナ「はぁ? 何でよ ガキ共の近く座ってなさい」





あなた「7人班なので、1席足りないんです 敢えて近く座ると皆んなも気を使うし…………それに、ビッチ先生と話したいなって思ったので」





イリーナ「っ!?」





そして私は良いと言われていないが、ビッチ先生の隣に腰を下ろした





私が座るとビッチ先生はもう何も言ってこなかった





代わりに早々に愚痴を溢し始めるビッチ先生





イリーナ「あの服の一体何がダメだって言うのよ!」





あなた「ダメというか、ビッチ先生には似合ってたけど………先生としてはどうなのかって話なだけで いまの服も似合ってますよ?」





イリーナ「このダサい服の何処が似合ってるっていうのよ」





あなた「多分、ビッチ先生美人だから何でも似合うんだと思います」





イリーナ「なっ何よ! 上手いこと言っちゃって まぁけど、そこまで言うならこの服のまま居てあげるわ」





あなた「折角ならメイクもなおしてきたらどうですか?」





イリーナ「そうね!」





そしてビッチ先生は立ち上がり





メイクポーチを片手にお手洗いへ向かって行った





ビッチ先生って殺せんせーと同じで、のせるのが簡単な人だ





絶対言わないけど





初めの頃は苦手だったけど





今となっては面白い先生だし





私はビッチ先生の事を少しは好きになっていた





烏間「すまないな、面倒を見てもらって」





ビッチ先生の後ろ姿を見ていると





不意に烏間先生がそう言った





あなた「いえ、折角の旅行なので ビッチ先生も日本での旅行はきっとそこまで経験ないと思うので」





烏間「そうだな………」





資料に目を通しながら話す烏間先生





折角の旅行なのに、こんな時まで仕事





まぁしょうがないけど





烏間先生は先生でもあり、防衛省の人間





そして今回もターゲットと一緒の旅行





気は抜けないよね





何気に烏間先生と2人は初めてで





何を話そうか





何か話したほうがいいのか





自分の中で考えていると





一つ聞きたい事が思い浮かんだ





あなた「あの……………」





烏間「ん、何だ?」





資料から顔を上げる烏間先生





あなた「えっと、結翔兄………じゃなくてお兄ちゃんは最近どうですか? 最近あまり家に帰ってこないので………」





結翔兄は烏間先生の部下だと前聞いた





烏間先生は防衛省に入った頃からの先輩で





凄い尊敬していると言っていた





烏間「そうか、最近は帰れていないのか よくやってくれている 俺も彼にはとても助けられている」





あなた「そうなんですね よかった………」





烏間「………君の事も、少し聞いたことがある」





あなた「え? なんか変な事言ってませんでしたか?」





烏間「いや、「可愛い自慢の妹がいる」と言っていた」





あなた「…………///」





烏間先生に何言ってんの結翔兄!





顔に少し熱が集まる





烏間「君の話をする時のアイツは、いつもとても嬉しそうだ」





あなた「そ、そうですか………何かすみません」





烏間「いや しかし、今回のこの任務で君がいると知り、顔を見た時はすぐに分かったよ 君がアイツの妹だと 兄妹なだけあって似ていたよ」





あなた「………………」





あまり言われないその言葉





似ている





年が10も離れている事もあり、隣に並ぶ事は少なくて





あまり言われてこなかった





けど、いざそう言われるとやっぱり少し嬉しくて





少しくすぐったい





あなた「あの…………時間がある時偶にお兄ちゃんの話聞いても良いですか?」





烏間「あぁ、構わない」





あなた「ありがとうございます………」





烏間「後、偶には帰るように伝えておく 妹が寂しがっているとも」





あなた「最後のは伝えなくて大丈夫です………」





その後も、何だかんだで烏間先生は話をしてくれた





するとビッチ先生が戻ってきて





その後はビッチ先生と色々な話をした





皆んなと座りたい気持ちはあったけど





それとは別にいつもはあまり話せない烏間先生とビッチ先生と話せて





この時間を私は窮屈に感じなかった





するとその時





茅野「あなたちゃん、今から飲み物買いに行こうと思うけど、何かいる?」





同じ班の女子3人はどうやら飲み物を買いに行くらしく、車内を歩いていたら





あなた「私も行く」





丁度飲み物が欲しかったのもあり、私もついて行くことにした





あなた「ビッチ先生と烏間先生は何か飲み物入りますか?」





烏間「いや、俺は大丈夫だ」





イリーナ「じゃあコーヒーよろしく〜」





烏間「おい」





あなた「大丈夫ですよ烏間先生 ビッチ先生はコーヒーね」





そして私達は飲み物を買いに前の車両に向かった





茅野「ビッチ先生達と何話してたの?」





あなた「ん〜世間話かな?」





茅野「烏間先生って世間話とかするんだね」





奥田「確かにあまりしなさそうですが………」





神崎「フフフっ」





あなた「皆んなは何してたの?」





茅野「トランプ! 帰りはあなたちゃんもやろうね」





あなた「うん………」





話しながら歩いていたその時





ドンッ





神崎「あっ、ごめんなさい………」





茅野「……………」





奥田「…………………」





あなた「…………………」





柄の悪そうな高校生とぶつかった





私達は極力目を合わせず、横を通り抜けた




















「あれ何処中よぉ?」





「多分椚ヶ丘だな………」





「へぇ〜、頭のいい坊ちゃん嬢ちゃんばっかしのとこじゃん」





「だけどよぉ、何かイケてなかった? 今の子」





「なぁ、あの子達に…………京都でお勉強教えてやろうぜ………………」




















東京から約3時間





私達は京都に到着した





A〜D組は高級ホテル





私達E組は普通の旅館





着いて早々、椅子でぐったりする殺せんせー





三村「新幹線とバスで酔ってグロッキーとは………」





殺せんせーの弱点⑧
乗り物で酔う





岡野「大丈夫? 寝室で休んだら?」





心配しながらも、ぐったりする殺せんせーを刺すひなたちゃん、メグちゃん、磯貝君





殺せんせー「いえご心配なく、先生これから一度東京に戻ります」





体調が悪いながらもあっさり避ける殺せんせー





あなた「折角着いたのに?」





殺せんせー「枕を忘れてしまいまして………」





三村「あんだけ荷物あって忘れ物かよ!!」





殺せんせーの弱点⑨
枕が変わると眠れない





茅野「どう、神崎さん? 日程表見たかった?」





神崎「ううん」





殺せんせー「神崎さんは真面目ですからねぇ 独自に日程をまとめていたとは感心です でも御安心を 先生の手作りしおりを持てば全て安心」





前原・岡島(それ持って歩きたくないからまとめてんだよ!)





神崎「確かにバックに入れてたのに………何処かで落としたのかな?」





あなた「見つからないものはしょうがないよ 諦めよ?」





神崎「うん……………」





なくなった日程表





それが何処へ行ったのか?





誰が持っているのか?





その時の私達はまだ知らない……














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