ザァー__________
今日は生憎の雨
それ以外は普通の日
何だけど…………
一つ変わった事?と言うか
変な事が……………
殺せんせー「はい、皆さん HRを始めます 席に着いてください」
潮田(何か大きいぞ………)
いつも以上に大きい殺せんせーの頭
律「殺せんせー、33%程巨大化した頭部についてご説明を」
殺せんせー「あぁ、水分を吸ってふやけました 湿度が高いので」
殺せんせーの弱点⑭
しける
岡島「生米みたいだな」
バケツに自分の顔を絞っり出た水を入れる殺せんせー
あんなに水吸ってたんだ
殺せんせー「さて、烏間先生から転校生が来ると聞いてますね」
前原「あぁ、うんまぁぶっちゃけ殺し屋だろうね」
殺せんせー「律さんの時は甘くみて痛い目をみましたからねぇ 先生も今回は油断しませんよ」
律「ウフフっ」
殺せんせー「何れにせよ皆さんに仲間が増えるのは嬉しいことです」
原「そういや律、何か聞いてないの? 同じ転校生暗殺者として」
律「はい、少しだけ 初期命令では私と彼の同時投入の予定でした 私が遠距離射撃、彼が肉迫攻撃 連携して殺せんせーを追い詰めると ですが、2つの理由でその命令はキャンセルされました」
原「へぇ、理由って?」
律「一つは彼の調整に予定より時間がかかったから もう一つは私の性能では彼のサポートに力不足 私が彼より暗殺者として、圧倒的に劣っていたから」
殺せんせー「ニュグ……………」
初日で殺せんせーの指を破壊した律がその扱い
一体、どれほどの怪物なのか
その時
ガラガラ_________
教室の扉が開き、
皆んなそっちを向くとそこには
白装束の人が立っていた
顔も白い布で覆われており
表情は見えず
体格からして男の人みたいだけど………
片岡「何? あの格好…………」
岡野「あれが転校生?」
するといきなりその人は
ポンッ
「「「「「!?」」」」」
手品で鳩を出した
?「ハっハっハっ ごめんごめん、驚かせたね 転校生は私じゃ無いよ 私は保護者 まぁ白いし、シロとでも呼んでくれ」
あなた「…………………」
茅野「いきなり白装束で来て、手品やったらビビるよね?」
潮田「うん 殺せんせーでもなきゃ誰だって__________」
肝心の殺せんせーは
液化し、天井の隅にいた
三村「ビビってんじゃねぇよ殺せんせー!」
岡島「奥の手の液化まで使ってよ!」
殺せんせーの弱点⑮
噂に踊らされる
殺せんせー「いやぁぁ、律さんがおっかない話するもので! あぁ、初めましてシロさん え、それで肝心の転校生は?」
シロ「初めまして殺せんせー ちょっと性格とかが色々と特殊な子でね、私が直で紹介させてもらおうと思いまして」
そしてシロと名乗るその人は、更に教室に入って来た
掴みどころの無い人
何か………
少し怖い
殺せんせー「何か?」
シロ「いや、皆いい子そうですなぁ これならあの子も馴染みやすそうだ では、紹介します おーいイトナ、入っておいで」
皆んなの視線が入り口の扉に集まる
しかし次の瞬間
ドカンッ
想像していなかった場所から
転校生は現れた
あなた「っ!?」
彼は教室の後ろの壁をぶち破り
何事もなかったかの様に
寺坂君とカルマ君の間の席に座った
イトナ「俺は勝った この教室の壁より強い事が証明された」
「「「「「いや、ドアから入れよ!!!」」」」」
イトナ「それだけでいい それだけでいい…………」
前原(なんかまためんどくさいのが来やがった)
潮田(殺せんせーもリアクションに困ってる………)
磯貝(笑顔でも無く真顔でも無く………)
前原(何だその中途半端な顔は!?)
ビッチ先生の時も、律の時も
暗殺者はちょっと変わってるとは思ってたけど………
今回もまた何と言うか…………
シロ「堀部糸成だ 名前で呼んであげて下さい」
白ずくめの保護者と
話が読めない転校生
今まで以上に、一波乱ありそうな予感
赤羽「ねぇイトナ君、ちょっと気になったんだけど………今外から手ぶらで入って来たよね? 外土砂降りの雨なのに、何でイトナ君一滴たりとも濡れてないの?」
カルマ君の言う通りだ
この雨のかな手ぶら
普通に考えて濡れてない方がおかしい
イトナ君は顔を上げ、教室を見渡した
そして立ち上がり
赤羽君の前まで来ると
イトナ「お前は多分このクラス1番強い けど、安心しろ 俺より弱いから、俺はお前を殺さない」
そう言いカルマ君の頭を撫でた
そしてその時、
イトナ「…………………」
その先に居る私と目が合った
あなた「……………?」
視線を外さないイトナ君
何?
彼の目からは何も読み取れなくて
何か…………変な感じがした
そしてイトナ君は前に向き直り
殺せんせーの方はある歩いていく
イトナ「俺が殺したいと思うのは、俺より強いかもしれない奴だけ この教室では殺せんせー、アンタだけだ」
そう言われる当の殺せんせーは
呑気にいただいた羊羹を食べてるし
殺せんせー「強い弱いとは喧嘩のことですか、イトナ君? 力比べでは先生と同じ次元には立てませんよ」
イトナ「勝てるさ だって俺達……………血を分けた兄弟なんだから」
イトナ君はいきなりの爆弾発言をかました
「「「「「えぇぇぇぇぇ!!?」」」」」
「「「「「き!」」」」」
「「「「「き!」」」」」
「「「「「き!」」」」」
「「「「「き!」」」」」
「「「「「き!」」」」」
「「「「「兄弟ぃぃ!!?」」」」」
イトナ「負けた方が死亡な、兄さん」
殺せんせー「ニュグ……………」
イトナ「兄弟同士小細工はいらない 兄さん、お前を殺して俺の強さを証明する 放課後、この教室で勝負だ」
そう言い残し、イトナ君とシロさんは
教室から出て行った
教室に取り残された私達
一瞬の静寂の後
皆んな一斉に殺せんせーに詰め寄った
矢田「ちょっと先生、兄弟ってどう言うこと!?」
岡島「そもそも人とタコじゃ全然違うじゃん!!」
殺せんせー「いやいやいやいや、全く心当たりありません!! 先生、生まれも育ちも一人っ子ですから 昔両親に弟が欲しいってねだったら家庭内が気まずく成りました!」
前原「そもそも親とか居るのか!?」
そして、いろんな事が謎のまま
午前の授業は終わった
昼休み__________
皆んなお弁当を食べながら
やっぱり気になるのは転校生のイトナ君の事で
その注目の本人は
前原「すごい勢いで甘いもん食ってんなぁ 甘党なところは殺せんせーとおんなじだ」
磯貝「表情が読みづらいところとかな」
殺せんせー「ニュ………兄弟疑惑で皆んなやたら私と彼を比較してます ムズムズしますねぇ 気分直しに今日買ったグラビアでもみますか これぞ大人の嗜み」
グラビア雑誌を取り出す殺せんせー
いや、ここ一応学校なんだけど
しかも先生が生徒の前でそんなの読んでいいの?
そんな事を思ってると
何とイトナ君もグラビア雑誌を読み始めた
しかも先生と同じやつ
殺せんせー「ニュヤ!?」
岡島「巨乳好きまでおんなじだ!? これは俄然信憑生が増して来たぞ!」
潮田「そ、そうかな岡島君?」
岡島「そうさぁ! 巨乳好きは皆兄弟だ!!」
そう言う岡島君も同じグラビア雑誌を持っていた
潮田「3人兄弟!?」
茅野「もし本当に兄弟だとして、でも何で殺せんせー分かってないの?」
不破「ん〜………きっとこうよ!_______________」
そして不破さんが話し始めたのは
意外にも定番な生き別れの兄弟話
不破「で、成長した2人は兄弟と気付かず宿命の戦いを始めるのよ!」
茅野「うん………で、どうして弟だけ人間なの?」
不破「そ、それはまぁ突然変異?」
あなた「肝心なところだけ何か適当だね………」
原「キャラ設定の掘り下げが甘いよ不破さん! もっとプロットをよく練って!」
不破「えぇぇぇ!!」
結局、いくら私達だけで考えても答えは出るはずもなく
あっという間に放課後の時間を迎えた












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!