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第26話

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2020/11/27 06:55 更新
春高が終わって約2ヶ月が経った。
今日は3年生の卒業式。
私も高卒認定試験を受けて、
高卒認定された。

春から母の仕事場で働くことになった。

今日はみんなをお祝いするために
稲荷崎高校に行く。

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学校に着くと
もう卒業式は終わったみたいで
下級生が外に出て待機していた。

その中に宮兄弟もいた。
宮 侑
宮 侑
あれ、愛生さん!
西山 愛生
西山 愛生
侑くん!
宮 侑
宮 侑
北さんに会いに来たんですか?
少しニヤニヤしながら
聞いてきた。
西山 愛生
西山 愛生
そうやけど?
宮 治
宮 治
アッツアツですね〜
春高の時もそうやったけど
西山 愛生
西山 愛生
え、見られてたん?
宮 侑
宮 侑
そりゃあもう!
見られてない思てたでしょ?
わたしは恥ずかしくなった
角名 倫太郎
角名 倫太郎
北さんめっちゃ喜んでましたよ
宿舎で
北 信介
北 信介
角名、言わへん約束やろ
角名 倫太郎
角名 倫太郎
…北さんっ!
宮 侑
宮 侑
ドンマイ、角名
北 信介
北 信介
お前もや、侑
宮 侑
宮 侑
すんません!!
彼らを見ていると
とても気持ちが和む
西山 愛生
西山 愛生
フフッ
宮 治
宮 治
なんでわろてるんですか!
西山 愛生
西山 愛生
なんか…微笑ましいなあって
北 信介
北 信介
ちゃんと話したいのに
こいつらおったらあかんわ…
そう言って信介くんは
私の手を引いて
体育館に連れてきた
北 信介
北 信介
ここまできたらもう大丈夫やろ…
西山 愛生
西山 愛生
信介くん
北 信介
北 信介
ん?
西山 愛生
西山 愛生
卒業、おめでとう
わたしはそう言って
後ろに隠していた
小さな花束を彼に差し出した。
北 信介
北 信介
これ…
西山 愛生
西山 愛生
頑張って作ってん、
信介くんにあげたくて
わたしは春から花屋で働くのだ。
バイトしながら少しずつ練習をしていた。

彼にこの花束をあげるために。
北 信介
北 信介
青い、花…
西山 愛生
西山 愛生
青いヒヤシンスとかすみ草で作ってみました!
青いヒヤシンスの花言葉は
「変わらぬ愛」
かすみ草の花言葉は
「感謝」

"信介くんと出会えたことに感謝し
 今も昔もこれからも貴方にあげる愛は
 変わりませんよ"

という想いを込めて _________
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中学の頃に、彼に出会い
一度は失恋したものの
沢山の壁や困難を乗り越えて
今に至る私たち。

辛い思いも悲しい思いも
たくさんしてきたけど

その中で彼からもらったものは
とても大きくて大切なものばかり。

彼のそばで、彼の幸せを願い
わたしが幸せにしてあげたい。

私がそうしてもらったように。

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信介くんに出会えて良かった。
今も昔も
わたしは"貴方に見惚れています "
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