第7話

No.07:実験体から見た研究者。
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2025/07/30 11:28 更新
いるあの
……ねぇ、みんなこの部屋って
監視カメラついているの?
私はライカたちに疑問を問いかける。
すると、答えてくれたのは意外にもナギサだった。
No.23
監視カメラはついていないよ……
だけど……
どこか歯切れ悪そうに話す。

何か嫌な思い出があるのだろうか?

そう疑問に思っていると、ライカが話し始める。
No.21
…ナギサとある研究員に大層気に入られて
話の内容聞くとほぼ洗脳っぽい感じ
No.22
私が聞いた時はナギサに『No.23は
私以外必要ないもんね?ね!?』って
いるあの
お、重すぎやしません??
No.23
僕も嫌だよ………
こわい……本当に怖い……
No.21
まぁ、逆にナツメは
ナーチンに目をつけられてたよね
No.22
ひえっ……嫌なこと思い出させないで
本当に…あの人の笑顔は狂気だよ……
いるあの
そ、そうなんだ……
それならライカは?気に入られてるの?
私が疑問を問うとライカは少し苦笑いをしながら
私に話し始めた。
No.21
私が気に入られているのは
イルアノのことも気に入っているさ
No.21
何せ、私らは実験体の中でも
反応が珍しいパターンだからな?
いるあの
そ、そうなんだ……
No.23
……わからない?
いるあの
んえっ……
No.22
あはは…1番実験体の記録してる
カイアとコハクだよ……ww
No.23
まぁ、まだ無事じゃない?あの2人は
脱走さえしなければ基本まともだし
No.22
それに比べて……ナーチンと“ユナ”は
本当に怖いよ……
そう身震いしながら話すナツメ。

すると、不意に部屋の扉が開いた。
ナギサとナツメは驚きのあまり体がビクッとなっていた

ライカと私は少し警戒しつつ扉を見つめる。
するとそこにはカイアが何かを持って扉の前にいた。
No.21
……カイアさん…何か用ですか?
カイア
……いや、コハクに頼まれてな
カイア
まぁ、今回の実験はお疲れだ。
これは今回監視できなかったコハクからだ
いるあの
何ですか……それ?
カイア
んぁー、まぁ果物だ。私からの忠告だが、
ユナたちにはバレるなよ?
そう、果物の入ったバスケットをくれた。
ナギサたちは嬉しそうに笑っていた。
No.23
やった…果物いっぱい……
No.22
ありがとうございます…!
No.21
珍しいですね……果物だなんて
カイア
まぁ…今回戦ったクリーチャーが
少し強かったからな
カイア
明日は特にないから体を休めなさい
いるあの
本当にありがとうございます!!
私はカイアさんに全力でお礼をした。

カイアさんは『はいはい……騒ぐなよ?』とだけいい
部屋から出ていった。

ナギサとナツメはカイアさんが出ていった後、すぐに
果物に食いついていた。
No.23
……んっ…美味しい……
No.22
やっぱ、カイアさんたち優しいな〜
No.21
……あんたらはほんと…
いるあの
怒られないの?ww
そう私も思わず微笑んでしまう。
本当にここが研究所なのか?いや、研究所だ。

だけど、研究者の人たちも
怖い人と優しい人がいるんだな。




















コハク
……んっ、渡せた?
カイア
渡したよ……たくっ、自分で渡せよ
コハク
いや………新たなクリーチャーの
生態についてまとめてたし……
コハク
あの2人が行ったらあからさまに怯える
実験体2人いるだろ?
呆れた表情をするコハクだが、表情とは裏腹に目には
生気が宿った感じはない。

それは研究者みんなに言えることだった。
カイア
…………新入りの子、そろそろ
“ユナ”との接触増えるな
コハク
なるべく担当回さないようにするよ
カイアだってあの子の生態気になるよな?
カイア
それはもちろん……
……あっ!いたいた〜!!
カイア〜また脱走者だって〜
カイア
……はぁ、コハク行ってくる……
コハク
はい、呼び出しお疲れ〜
コハクも酷いな〜ww
コハク
……“ユナ”も1人の実験体に
執着しすぎ……
そうコハクに名前を呼ばれるユナは
まるで愛おしいものを見つめるかのように
微笑んでいた。
ユナ
だって、やっと見つけた可愛い子だもん♡
ユナは実験体の書類を見つめる。
その中に記載れている“No.23のデータを見つめる”

そして、実験体のデータを管理するコハクに
物申し始めた。
ユナ
……ねぇ、このデータちょうだい?
コハク
上がるわけないだろ……
ユナ
……んー、酷い
まぁ、“いい子”に改変するから
その笑顔は不気味そのものだった。
《続く》

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