数年後____
走って彼のとこまで行く私を見つけて
彼は優しく笑った。
いつも通り私を褒めすぎなくらい褒めてくる。
思ったことを素直に言ったら
耳まで赤くする宗四郎くん。
さらに顔を赤くさせて
そう言った。
私はずっと持っていた資料を渡す。
私が渡したのは怪獣予想出没地の資料だ。
どうして呪術師の私が
こんなのを持っているかだって?
それはね____
私が防衛隊の補佐をしているからだ。
まぁ、協力者的なかんじかな
一応怪獣も倒せるし
呪術師もかねて防衛隊の補佐を。
え?なんでやっているのかって?
それは…
もちろん人を助けたいから。
呪霊だけじゃなく怪獣で困っている人たちもね
宗四郎くんと一緒にいたいしね
いや!?
そんな理由でって思うじゃん!?
それはごめん!!!←
でもさ、
愛しい人からどうしても離れたくないんだ…笑
でも…離れたくなくても
私は命をかけてみんなを守るし
大事な人を失う覚悟だってある。
ちゃんと私は覚悟してここにいるんだ。
防衛隊の補佐も、呪術師としても
私は"人を守る"という信念を貫き通す。
二人でみんなの訓練を見守る。
直感でそう思った。
みんな怖いんだけど
いつか私まで討伐しそうだね←
その時私は人生もうダッシュをすると思うよ
いいものが見れるね(?)
あははと呑気に笑う宗四郎くん。
その姿に少し見とれてしまった。
見とれていた私に気づいてこっちを見る。
ニヤニヤした表情で言う。
…ちょっとムカつく…。
ま、そこが愛しいんだけど笑
恥ずかしいけど私は素直に言う。
ま、予想通り彼は顔を赤くする。
今度は私が顔を赤くした。
この人もこの人で大人の余裕がついてきてる…
クソッ…←
大人になりやがって…←
私が宗四郎くん照れさせても
オチは結局私が照れてしまう。
宗四郎くんは愛おしそうな目で私を見る。
私は思わず視線をずらす。
すると、
宗四郎くんがあっ、と
思い出したように私に言う。
どこか緊張気味を持っているのは
気のせいなのだろうか。
真剣な眼差しで私に言う。
明日の…夜、?
私の言葉に被せるように
大きく声を出しながらレノたちのとこへ行った。
その日の夜は気になって
あまり気持ちよく眠ることはできなかった。












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。