第18話

6日目 #1 死者
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2026/01/17 11:00 更新
A.Mizuki side

こはねちゃんとみのりちゃんが死んだ。
けど、まだ大丈夫。
いける。
勝つ希望は、まだある。
K.Haruka
……会議を始めます
O.Emu
昨日、なんでこはねちゃんに10票も入っていたのかな?
K.Haruka
それについては、昨日、結論が出たよ
K.Haruka
結論としては……
K.Haruka
死者のスマホを使って投票したんだ
H.Shiho
え、死んだ人のスマホって使えるの?
K.Nene
たしかに、死んだらスマホは使えないとは言われてなかったけど……
K.Nene
普通に考えて、使えないものじゃないの?
K.Haruka
いいや、使えたよ
K.Haruka
最初と前回以外、GMは投票開示前に「投票時間が終了しました」って言ってたでしょ?
K.Haruka
でも、最初と前回は「全員の投票が終わりました」と言っていた
K.Haruka
つまり、最初と前回以外は未投票だったスマホがあると考えるのが自然
K.Haruka
これが、死者のスマホでも投票できる証拠
K.Nene
……まぁ、たしかに言われればそれっぽいけど……
H.Shiho
……それで信じきるのは、できないかな
K.Haruka
そうだね。だから、証明しようと思う
そう言って、遥ちゃんはスマホを取り出す。
彼女のスマホは既に机の上に置いてある。
ということは、今取り出されたスマホは第三者のものだ。

起動すると、ホーム画面の左上に「双子」と表示されているのが見えた。
ボクのスマホでは「猫又」と表示されているそこは、スマホの役職を表示する場所だ。
K.Haruka
これは、みのりのスマホ
K.Haruka
そして__見ててね
「匿名アンケートが実施されました。投票してください」という音声アナウンスが流れる。
アンケート内容は、最初と同じ、「犬派か猫派か」である。
K.Haruka
みんな、投票してください
K.Haruka
そして、投票済みになった画面を表にして置いてください
猫派を押して表に置く。
周りを見ると、全員の画面が「投票済み」になっていた。
K.Haruka
今の生存者数は10。ということは、匿名アンケートの主催者である私を除いて9票入るはずですよね
そう言いながら、みのりちゃんのスマホで「犬派」を選んだのをみんなに見せる。
その後、遥ちゃんは匿名アンケートの結果を表示した自分のスマホを見せた。
K.Haruka
匿名アンケートの票数は10。これは、死者のスマホでも投票できなければ起こりえない数値です
O.Emu
本当だ……
H.Shiho
……昨日のこはねに入っていた票は、全て死者のスマホから投票されたものってこと?
K.Haruka
そう
K.Nene
でも……それじゃあ、もうダメじゃない?防ぎようがない
K.Haruka
いや……GM、説明して貰えますか?
GM
『ええ』
O.Emu
うわぁっ!?
昨日、GMに証言して貰えるよう頼んでいたのだ。
GM
『契約をしていたんです。神代類様と』
GM
『最初の日の夜、死者のスマホでも操作できるようにできるかと尋ねられまして』
GM
『それを見破られたら無効にするという条件で許可したのです』
GM
『花里みのり様のものに関しては、桐谷遥様に「GMを呼ぶまでは投票有効にしてほしい」と頼まれたので有効にしておきましたけれど』
GM
『桐谷遥様が見破りましたので、今後は死者のスマホでの投票は無効となります』
K.Nene
……なら、大丈夫なんだ
S.Akito
んなことしてたのか
K.Rui
まぁね
K.Haruka
……と、いうわけです。多分、東雲くんの延命が目的でしょう
K.Haruka
今日は東雲くんを、明日は神代さんを吊ります
K.Haruka
最後の1人の人狼は……考察する他ありません
K.Haruka
とりあえず、今日は東雲くんに投票してください
O.Emu
わかった!
K.Nene
今日はもう、昨日みたいにならないんだよね?
K.Haruka
えぇ。死者のスマホはもう使えないので
その瞬間、「投票時間になりました。投票してください」という音声アナウンスがなされる。

無論、ボクの投票先は弟くんだ。
GM
『全員の投票が終わりました。投票結果を発表します』
GM
『東雲彰人 10票』
GM
『よって、東雲彰人様が処刑されます』
弟くんは、抵抗も何もしない。

電流を受けて、痙攣しながら倒れ、そのまま亡くなる。
虚ろな瞳とは対照的に、口は笑みを浮かべていた。

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