始めして。私の名前は憑格零奈(ヒョウカクレイナ)。ただの学生だよ!現在、私は精神科病院にいる。理由はなんとなく
ガララッ
診察室のドアを開けると、そこには
無愛想そうな医者がいた
私は医者に渡された質問用紙に正直に、そして直感で答えた
私が渡した紙を医者は受け取り、1つづつ丁寧に見ていった
嗚呼、これか。違和感の正体は
そう言って医者は紙に自分の連絡先を書いた
私はそう言って、診察質を後にした。
…その後、家に帰ってすぐに寝たのはまた別の話
憑華視点
これから来る診察者のカルテを見ている
いや、うん……
診察理由の欄に「何となく」と書いているこの人はある意味すごいと思う
コンコン
ガララッ
看護師がそう言い、すぐに扉が開かれた
一目見て分かった。この子、『嘘格症候群』の患者だ。だけど、確信は持てなかった。だから…
その子は質問用紙を受け取ると、黙々と記入していった
私は1つづつ丁寧に見ていった
……やっぱり『嘘格症候群』の患者だ
何その驚き方。まぁ、いいや
あの子は驚き
と答えた
なにかあっても遅いし
なにか理由でもあるの?
その気持ちは痛いほど分かる。私だって、そう言って入院を拒否した
私はこの時、何故かこんなことを彼女に伝える
自分でも分からない。だけど、こうした方がいい。そう思って、自分の連絡先を紙に書いて彼女に渡した
そう言って彼女は出ていった
そう、1人になった部屋で呟いた


















編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。