私は上手く成長できなかったため、
生まれつき片目が溶けてしまっていたらしい。
周りの人達からは気味の悪い子だと言われた。
悪魔の子だの、呪われた子だの、
こういう言葉をかけられてばかりだった。
一人の女の人が育ててくれていたが、
その人に毎晩殴られていた。
昼間は働かされて、夜は殴られ、
いつも一人で泣いていた。
女の人を母親だと思っていたけれど、
と言われた。
その後、母親の妹だということを知った。
ドガッ ドスッ…ドスッ……
その女の人は恋人がいた。
ガタンッ……
バッ…
この男の人も怖くて気持ち悪かった。
いっその事……
そんなことを考えていた時に
お見合いの話し合いができた。
でも、私は目のことで無理だと何度も思った。
でも…
生まれて初めての優しさをくれた人は
旦那様だった。
それからは旦那様と婚約を交わして
旦那様が18歳を迎えた後に
結婚式をすることになった。
私の屋敷は旦那様のご両親が用意してくださったので、そこで住むことにした。
育ててくれた女の人は
私と離れることをとても嬉しそうにしていた。
私もやっと解放されて、自由になれた。
それからの毎日が幸せだった…
でも、その幸せが永遠に続くことは無かった。
結婚式が行われる前日のこと、
私は旦那様と会っていた。
ナデナデ…
ソッ…((星蘭の口に手を添える
チュ……
次の日に幸せが崩れるとは予想もしていなかった。
ドンドンドンッ……
バッ…
タッタッタッ……
ガラッ…
ドサッ……
ギュッ…
旦那様は息をしていなかった。
なので、血を拭き取って埋葬してあげた。
旦那様の望みだったから…
育ててくれた女の人が教えてくれたから。
手を合わせて。
他の人も埋葬してあげた。
埋葬し終わると鬼殺隊の人が来た。
それから、私は鬼殺隊になった。
















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!