数時間前___
______________
________
凛が呼びにいって直ぐ、
冴と凛のママが来てくれた。
そして私たちの光景を
目にすると一瞬絶句したように、
冴を見ていた。
部屋に立ち込めるαの
独占欲にまみれたフェロモン
そして血の匂い。
あなたを抱きしめたまま、
腕を噛んで自制し、
あなたを何としてでも守る
という他人を寄せ付けない目
を向けていた。
抱きしめる腕がぎゅう、と更に強くなる。
冴は目の前にいる相手が
お母さんだとは気づいて
いない様子だった。
私の声で、やっと目の前の
相手を確認する冴。
そして、力強く
抱きしめていた腕が脱力した。
〜病院〜
_________________________
_____________
________
診察が終わった私は腕の治療を
終えた冴と合流する
巻き巻きにされた
包帯が冴の腕の酷さを
物語ってた。
どうしてか
それを見ただけで少し心が締め付けられる。
沢山の人を困らせて、
みんなにはぶられちゃうって、
Ωって、いらない子なんだって
現に、今だって私も...冴に
迷惑かけて、腕も、
平然と繕っていたのに
どうしようもない悔しさと
空虚感が心を渦巻いて、
涙がポツリと服に染みついた。
その日の冴はえらく真面目な
眼差しでこっちを見ていた。
彼の吸い込まれるような
ティーレグリーンの瞳とかちあって、
不思議と涙が止まってた。
冴って、顔整ってるんだな
来週再来週まで忙しいので
更新できません申し訳ないです😭🙏🙏















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!