午後の家は、ゆったりした時間が流れていた。
窓の近くで、ユリが静かに宿題をしている。
マヒナはその隣で、色鉛筆を並べて遊んでいた。
リビングのソファでは、モモカとチカが動画を見ながら小さく笑っている。
キッチンでは、ママが夕飯の準備をしていた。
コハルがその横で、冷蔵庫を開けたり閉めたりしている。
コハルは少し考えてから、頷いた。
ナオコがテーブルでスマホを見ながら笑う。
そんな会話を聞きながら、私はソファの背に手を置いた。
……少しだけ、体が重い。
朝から続いているだるさが、まだ抜けない。
でも、言うほどのことじゃない。
ママの声がキッチンから届く。
私は立ち上がった。
一歩歩いたところで、少しだけ視界が揺れる。
けれど、そのままキッチンまで行く。
スプーンを渡される。
私はスープを少し口に含んだ。
ママは「ほんと?」と言いながら嬉しそうな顔で私を見た。
そして、ふと眉を寄せる。
私は少し笑う。
ママは何も言わず、少し近づいた。
それから、私の額に手を当てる。
その瞬間、私は小さく息を止めた。
ママが静かに言う。
声は強くないけれど、はっきりしている。
私は少し困って笑った。
ママはすぐに返す。
そのやり取りに気づいたのか、コハルがキッチンを覗いた。
ナオコも後ろから顔を出す。
ママが言う。
チカが驚いた声を出す。
モモカも立ち上がる。
ユリも宿題の手を止めた。
私は少し肩をすくめた。
ママがため息を着く。
私は黙る。
ママは少しだけ優しい声で続けた。
その言葉に、胸の奥が少しだけ静かになる。
コハルが言う。
ナオコも頷く。
モモカが笑う。
小さく笑い声が広がる。
その空気に、少しだけ肩の力が抜けた。
ママが私の背中を軽く押す。
私は小さく頷いた。
階段を上がり、
部屋に行くと、ベッドに寝かされる。
ママが私の髪を整えるように撫でた。
リビングから、みんなの声が少しだけ聞こえる。
いつも通りの、賑やかな家。
それを聞きながら、私は目を閉じた。
少しだけ安心して。
お姉ちゃんの役目を、ほんの少し休むみたいに。
リクエストありがとうございます!!
(最後テキトーになってしまった…申し訳ないです)












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。