俺はぷりちゃんと2人で
花畑の道を歩く。
黄色の花がたくさん咲いてる場所の近くに、
緑に広がった花畑もあった。
俺は黄色の花を色々見て回った。
正直花言葉とかも花の名前も分からないから、
見た目だけでしか決められないけど。
歩きながら見ていくと、
ふと目に止まった花があった。
ヒマワリに似てるようで、
少し小さい花。
綺麗な黄色が目につく。
名前も知らないこの花を何本か摘み、
ぷりちゃんの方へ向かった。
自分で花かんむりにする花を探さなくてはならない。
あの施設で花についても勉強をしてたから、
花言葉などは良く分かる方だった。
花弁が重なり合うような、可愛らしい花。
その花の花言葉はすぐに出てきた。
花言葉は、__
あっきぃが少し離れた所から
花を手に持ち歩いてくる。
そう返事をすると、
あっきぃは早速花を選ぼうと
此処ら辺を歩いて回っている。
今1番命の危険に晒されてるのに。
あっきぃは変わらず笑顔で、楽しそうで。
俺を何度も、助けてくれる。
俺はすぐに黄色の花を決めて、何本か摘んで
あっきぃの方へ戻った。
あっきぃが焦りながら花を選ぼうとする。
あっきぃはゆっくり、緑の花を選び始めた。
花を摘んで俺に見せる。
それは緑色のカーネーションだった。
緑のカーネーションの花言葉は、
無垢で深い愛。
あっきぃの愛は、暖かい。
2人で歩く花畑。
静かで、落ち着く。
あっきぃが、俺から受け取った黄色の花を
見ながら聞いてくる。
あっきぃは、ミモザを強く胸の辺りで握りしめる。
俯いてじっとしながら。
これ以上、誰かと、大事な人と離れたくない。
俺が選んだ緑の花。
ジニアの花言葉は、
絆。
そして、“不在の友を想う”。
次話 「 貴方に__ 」













編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。