ドカンッという音が体育館に響き渡った
目を開けると北さんが私の上に乗っかっていた
(床ドン状態)
私は北さんの顔のボールがあたったったところに手をおいた
って、照れてる場合じゃない!応急処置しないと!
テクテク
ジャー
北さんの腕…白ない?美白すぎやねんけど
当たったとこめっちゃ目立っとる
私!なあに言ってんの!?
このタイミングで?!意味わかんないんやけど!
ん笑い方かんわいっ
ま、まだ好きじゃないからね!
推しっていう感じだから!
そう言って北さんは行ってしまった
なんて優しい人なんやろって思った
私はその頃からほんの少し惹かれていたのかもしれない
確定づいたのは10月の上旬だった
朝
それなら私、特別な人いるかも
部活
なんか……照れちゃう…
これが好き…?
北さんの笑顔見るとなんか胸がドキドキする…
顔も赤い…
チラッ
もっと北さんに近づきたい
これが好き…
私今、北さんに恋してるんだ
なんか、回想入ってた…やばい試合見ないと!
信介くんが戻ってる…しかも3セット目の終盤
無意識に書いてたみたい…
顔を上げた瞬間目に写ったのは、宮兄弟の双子速攻だった
そう思ってた……でも
パン!
飛雄くんと日向くんがブロックしていた
こっちのコートに跳ね返ったボールを私は見つめること
しかできなかった
そして…
ピー!
ブロックポイントで烏野高校が勝った
みんなに目を向けると、唖然としてたり、泣いたりしていた
そのまま、挨拶をして、コートを出た
チーム内の空気はシーンとしていて、少し冷たかった
















編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。