あの後、双子は私が寝るまで隣にいてくれたらしい
まだ双子の魔力が部屋に残っている
サイドテーブルに転がしたピアスを寝ながら耳につけ、
手を腹に置く
息を吸ってから、呪文を口にする
すぅ、と身体中の痛みが消えていき、
起き上がるのに十分な体力が戻ってきた
起きよう
そう考えて上半身を起き上がらせて、ベッド際に座り
ベッドの側にある靴を履く
こんこん、と規則正しいノックがされてドアが開かれる
すぐ着替えます
そう伝えてもう一度呪文を唱える
…褒められてるから感謝を述べるべきか
…可愛い、?
気をつけます、と声をかけて礼をすると
双子はドアを閉めて去っていった












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。