毎日、毎日夢を見る。
あのころの思い出。あの日のあの瞬間を切り取ったかのように。
苦しかった。辛かった。諦めたかった。
でも幸せで、どうしようもなく愛しいあのころの思い出
また場面が切り替わる。
目の前にはあの時共に切磋琢磨していた練習生たち
自分を囲うようにたっている。そして口々に言う。
「デビューしたかった。」
「誰かの支えになりたかった。」
「誰かの希望になりたかった。」
「なんでできなかった。」
どれも自分に対して言っている言葉では無い
世界のどこかに。あるいは自分自身に。
しかし、それらが積み重なって1つになる。
そうしてこういうのだ。
「なんでお前がデビューした」
そんなこと言われるはずはないと感じていてもどうしても聞き逃すことができない。
そうしてまた朝が来る。歳月は人を待ってはくれない。
夢を見るのは、もう嫌だ。
デビューした。
やっと夢がかなった。
俺は今、1本の長い道をあるいている。
頼れる仲間と。応援してくれるファンのみんなと。
光に向かって歩いている。
でもすぐに立ち止まる。
夢だと気づいたから。現実じゃないから。
俺が立ち止まってもほかのメンバーは止まらない。
ファンも俺の事など見えていないように追い抜いていく
辛い。苦しい。
あぁ、そうだ。俺はあの日デビューなんてしてない。
あの日俺の夢は叶わなかったんだ。
でも、それでも。もう一度挑戦できるなら。
夢を見ていいと言ってくれるのであれば。
何度だって夢を見よう。
まずはご高覧頂き、ありがとうございます。
文章なんて書けないと思って読み手ばかりしてきましたが、岡田飯ロスが自分の中で酷すぎて自給自足という形で書いてみました。
しかし、初めて書くというのもあり、なかなか思ったように表現できず苦労しています。
この作品はオーディションが終わったあとの岡田飯を描いています。苦悩あり、笑いあり、というよりかは
苦悩、苦悩、苦悩、と言った感じです。
最終的にはハッピーエンドのつもりですが、もしかしたらそれ以外の場合にもなるかもしれません。
また、登場人物の人称、口調がまだ掴め切れていなと部分がありますので、間違っている部分があったら教えてください。
愛読していただけると本当に嬉しいです。
右も左もわからぬ新参者ですがよろしくお願いいたします。
岡田飯に幸あれ。
(episode1は明日公開します。)












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。