第6話

あなたの日記〜イーストンの入学試験〜
72
2024/04/10 15:19
今日はイーストンの入学試験。期待と緊張を胸に抱き、私は外に出る。
………あっ、ちなみに、…私の顔の線は、特殊な方法で隠している。他の人から見たら私はただの1本線魔法使いだ。…そっちの方が気が楽だし…5本線は貴重だ。この『マッシュル』の世界に何か大きな影響を与えないようにしなければ……
そんなことをぶつぶつ一人で呟いていたからか、周りの人々は私を不審者を見るような目で見てくる。全く……失礼な人達だ。()







……ストーリーでいったら、ここらへんでマッシュと魔法警察が出会うところかなぁ…

…………ニヤニヤが止まらない
(なまえ)
あなた
「………………んへへ……」
やばい、堪えられない。推しがこの世界で生きていると思うと……
モブ
「あの子可愛いな……」
モブ
「わ……美少女……」
モブ
「俺あーゆーコちゅきだわぁ…!」
モブ
「キショ」
モブ
「ひでぇ!」
何やらとても騒がしいなぁ……そんな絶世の美少女がおるんかぁ……(←貴女です)

レモンちゃんか、ローレンでも通ったんかな?




そんなことを考えながら歩いていると、とうとう『イーストン魔法学校』が見えてきた。
心臓がバクバクと大きな音を立てている。
気分が高揚して、私の興奮は絶好調だ。


そんな時……
???
「フンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフン」
こ、この声は……!
(なまえ)
あなた
「………はわぁっ!」
やっぱり!!!!マッシュルの主人公、魔法不全者のマッシュだっ……!しかも後ろにはあのおじ様二人がいる……!

(なまえ)
あなた
「え、まってほんもの???かわいいかっこいいとうといいっしょうおす……」
はっ……会場の人々が私を奇怪な目で見ている…
っ!オタク特有の早口のせいか……
善処しなければ……









(続く)

プリ小説オーディオドラマ