第4話

ナツメと猫と
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2024/10/16 10:42 更新
(なまえ)
あなた
あれ、国木田さん。
太宰さんは……
国木田独歩
ん?そういえばおらんな……どうせ自殺でもしているんだろう
(なまえ)
あなた
…………
あの後、入社試験を終えて、新たな依頼を受けて。
敦くんたちが依頼を解決しに行って、太宰さんもいなくなって……
少し、胸騒ぎがするけど……
名取周一
失礼するよ
(なまえ)
あなた
!!
国木田独歩
こんにちは。ご依頼ですか?
名取周一
いえ、今日は知人に会いに。
(なまえ)
あなた
……まさかここに来るとは
名取周一
表は今を煌めく人気俳優であり、裏は祓い屋として生活している。
彼の爽やかな笑顔から、ドス黒いオーラが滲み出ています。
名取周一
なんで電話を切ったの?
(なまえ)
あなた
…通信が悪かったんじゃないですか?
一方私は少し悪びれた顔をします。
知らぬ存ぜぬを繰り返しますが、相手には通じません。
名取周一
…まあ今回は君に会いたい人がいるから、連れてきたんだよ
(なまえ)
あなた
私に会いたい人……?
入ってきたのは、猫を抱えた茶髪の青年。
私はその顔を見て、はっきりとわかりました。
彼は、きっと____
夏目貴志
初めまして、月居さん。
夏目レイコの孫の、夏目貴志です。
(なまえ)
あなた
____…
名取周一
ここではなんだし、少し外で話そうか。
すみませんが、月居さんをお借りしても?
国木田独歩
あ、ああ
(なまえ)
あなた
……レイコ…
いろんな感情が入り混じった
レイコの孫に会えた嬉しさと
レイコがもうこの世にいない寂しさと悲しさと____
久しいな、あなたの本名
(なまえ)
あなた
………
え、
(なまえ)
あなた
誰……?
高貴なるこのワタシの妖力がわからんというのか!!
夏目貴志
おい、ニャンコ先生。
あまり月居さんを怖がらせるな
(なまえ)
あなた
…ねえ名取。
もしかしてナツメは、私のこと……
名取周一
何も話していないよ。
これから君が判断して君が決めればいい。
(なまえ)
あなた
…………
名取は気を遣って、私とナツメ、ニャンコ先生だけの場を作ってくれた。
夏目貴志
……あの、祖母のことを知っているって、本当ですか?
(なまえ)
あなた
____はい。知っています。
夏目貴志
……祖母も、妖怪が昔から見えていたって聞いたんですけど…
(なまえ)
あなた
その様子だと、ナツメも見えているのですね。
夏目貴志
はい……
(なまえ)
あなた
____しんどかったでしょう、とても。
夏目貴志
………はい
(なまえ)
あなた
____ナツメ。
これからレイコのことを話す前に、私はあなたに伝えなきゃいけないことがあります。
夏目貴志
…………
(なまえ)
あなた
これは妖怪が見えるナツメだからこそ、あの優しいレイコの孫だからこそ、伝えたいのです。
夏目貴志
……はい
(なまえ)
あなた
……私は
妖怪
ミツケタ……!レイコ!!
夏目貴志
!?
(なまえ)
あなた
!?
妖怪
友人帳をワタセ!!!

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