第3話

第3話星宮王林登場
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2024/01/16 12:48
〜天竺女子高等学園高等部/校舎内/3階/理事長室/室内〜
王林:ちょっと、どういうつもり⁈
(ノックもなしに室内に入り、開口一番に上記を言い)
亜室:何の事だい?
王林:惚けないで‼
あんた、新入生を潰す気⁈
亜室:人聞き悪い事言わないで欲しいな
僕は、『原石』を磨いているんだ
王林:磨く?
潰すの間違いでしょっ
あんた何がしたいの?
亜室:僕は、世界一の『アイドル』グループを作り上げる
その為の教育機関が此処だよ
王林:間違ってる‼
その為なら、生徒を利用するの⁈
亜室:夢を叶える人間は、ありとあらゆるアクシデント等を乗り越えられなければならない
王林:仲間が居るから乗り越えられる‼
あんたがやろうとしている事はその逆よ‼
亜室:分かってないね、君は
仲間は幻想に過ぎない
僕はそれを身を持って知っている
王林:っ
でも、仲間が居るから出来る事もあるわ
亜室:それは、幻想に過ぎない
君は、仲間を過剰評価しているんだ
王林:だからって、繰り返すの⁈
『3年前』を繰り返す気⁈
亜室:3年前だって、君が邪魔しなければ成功したんだ
王林:あんたは、『早乙女』に復讐したいだけよ
その為に、あんたは生徒を潰そうとしている
亜室:……知った口を聞くなよ、鬱陶しいな
王林:三年前を繰り返させないっ
あたしが、あんたの犠牲にしようとしている子達を助けてみせる‼
亜室:君には、無理だよ
だって、君は『孤独』を知らないから
王林:⁈
亜室:でも、今回は成功する
だって、僕と同じニオイの子を見つけたんだ
王林:あんたと同じ……?


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