第58話

抵抗
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2026/01/23 10:25 更新

ミオリside


 カオルの手が震えている。どうしたんだろう。

 しかも、ひとりで「終わった、ね」とか呟いてて。
ミオリ
ねえどうしたの?
カオル
実は、ね、私、ね

 カオルは、自分の体にGPSが埋め込まれてしまったということ、その場所がわからないということを話してくれた。
ミオリ
まって心当たりが
カオル
え?

 私がカオルと会った時、そう、カオルが仲間になる直前。私はカオルのふくらはぎに傷を見つけた。

 大きくて深めの切り傷。慌てて治した。
ミオリ
ってことが……
カオル
絶対、それ!

 カオルは、私に頼んだ。

 もう一回ふくらはぎを切ってGPSを取り出して欲しいと。

 そんな痛そうなこと……と思ったけど、私には治癒の能力があるわけだから適任だよね。

 申し訳ないけど康二くんの家のカッターを借りた。
ミオリ
行くよ……

 カオルのふくらはぎを触ったら、明らかに感触がおかしい場所があった。硬かった。

 迷わずそこに刃を入れる。

 見たくもないけど、血が流れる。
カオル
……っ

 あった。これだ。

 私は取り出して、カオルに見せた。

 それと同時に、傷を癒す。
ミオリ
これだよね、きっと
カオル
あ、あ、ありがと、ミオリ
ミオリ
ちょうどこのアパートの目の前に川があるし、
捨てちゃおこんなの!

 私は雨の中部屋を飛び出して、アパートの階段を駆け降りた。

 カオルもついてくる。
ミオリ
えいっ!

 ぽちゃりと音を立ててGPSは見えなくなった。
ミオリ
せめてもの抵抗ってやつだよね!
これでカオルは自由だよ!!

 るんるんで部屋に戻ろうとした時。
💗
おーーーーーい!!!!!

 

 自分の上に影が落ちて、はっとして上を見上げると、飛行機のようなものがあって、佐久間くんと岩本くん、宮舘くんが乗っていた。

 飛行機のようなものは私たちめがけて急降下してくる。
ミオリ
なにそれ!?
💗
事情は後!ミオリはとりあえず乗って!
カオルは……待っとけ

 え?なんで佐久間くんそんなカオルに冷たいの!?
❤️
いや、だからミオリの信用も微妙なんだって

 え?え?え?どゆこと???
カオル
その件、なら……目黒くん、に、脅された、
から、もう私に、抵抗の意思はない、の。
目黒、くん……ひとりで、行った、危ない。
私、役に、立てる。ミオリは、正常、裏切り、
絶対、ないから!

 ……なにがあったの……?
💛
信用なんねぇけど……確かにカオルが
敵操ってくれないと、目黒は勝てねえよな
ミオリ
え?カオルにもう能力は……
💗
後で話す!とにかく急ぎだよ!!
俺と涼太は外のスペースに乗るから、
2人はこの席に座って!!!
マジ何人乗んだよ……

 私たちは、わけもわからず乗り込んだ。

 いや……カオルは何か知ってそうだった。

🖤蓮side


 俺まで縛り付けられてしまった。

 どうしたものか……俺、このまま能力取られるのか?
ミカゲ
君は馬鹿だね。ひとりで来るなんて。
安心しなよ、まだ能力は奪わない。
仲間は増えれば増えるほど嬉しいんだよ……。
カオルに君のことも仲間に変えてもらうからね

 その言葉を聞いて、ひとまず安心した。

 カオルはもう完全に敵というわけではないし、能力は取られないことが確定している。
🖤
カオルは……大人数一気に操って大丈夫なのか?
体力の消費はないのか?
ミカゲ
それが耐えられないようじゃ操りの能力は
成り立たないでしょ。それにさ、ここにいい
玩具があるし。あ、そうだ。
君を操るのはこっちにしようか?

 そう言ってミカゲは阿部ちゃんを指さした。
ミカゲ
こいつの能力を、操りが出来るようにちょっと
改造させてもらった。つまり君を操れるんだ。
やってみよっか!!
🖤
や、やめろ……

 それは普通にまずい……。
ミカゲ
さ、操り人形くん
💚
…………

 阿部ちゃんが俺と目を合わせる。

 そこでプツリと、俺の意識は途切れた。

 どうも、桜栞です!!

 いや、さすがにこのくらいにしときます。今日は。

 一体何話公開するんだよって……笑

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