ミオリside
カオルの手が震えている。どうしたんだろう。
しかも、ひとりで「終わった、ね」とか呟いてて。
カオルは、自分の体にGPSが埋め込まれてしまったということ、その場所がわからないということを話してくれた。
私がカオルと会った時、そう、カオルが仲間になる直前。私はカオルのふくらはぎに傷を見つけた。
大きくて深めの切り傷。慌てて治した。
カオルは、私に頼んだ。
もう一回ふくらはぎを切ってGPSを取り出して欲しいと。
そんな痛そうなこと……と思ったけど、私には治癒の能力があるわけだから適任だよね。
申し訳ないけど康二くんの家のカッターを借りた。
カオルのふくらはぎを触ったら、明らかに感触がおかしい場所があった。硬かった。
迷わずそこに刃を入れる。
見たくもないけど、血が流れる。
あった。これだ。
私は取り出して、カオルに見せた。
それと同時に、傷を癒す。
私は雨の中部屋を飛び出して、アパートの階段を駆け降りた。
カオルもついてくる。
ぽちゃりと音を立ててGPSは見えなくなった。
るんるんで部屋に戻ろうとした時。
自分の上に影が落ちて、はっとして上を見上げると、飛行機のようなものがあって、佐久間くんと岩本くん、宮舘くんが乗っていた。
飛行機のようなものは私たちめがけて急降下してくる。
え?なんで佐久間くんそんなカオルに冷たいの!?
え?え?え?どゆこと???
……なにがあったの……?
私たちは、わけもわからず乗り込んだ。
いや……カオルは何か知ってそうだった。
🖤蓮side
俺まで縛り付けられてしまった。
どうしたものか……俺、このまま能力取られるのか?
その言葉を聞いて、ひとまず安心した。
カオルはもう完全に敵というわけではないし、能力は取られないことが確定している。
そう言ってミカゲは阿部ちゃんを指さした。
それは普通にまずい……。
阿部ちゃんが俺と目を合わせる。
そこでプツリと、俺の意識は途切れた。
どうも、桜栞です!!
いや、さすがにこのくらいにしときます。今日は。
一体何話公開するんだよって……笑












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!