大事なものこそ、失ってから気付く
これ考えた人?言った人?
まぁ、どっちでもいいけどさ、こんな言葉思いつくの凄いよな…
…俺らは、乗り越えられんのかな
過去は変えられない
起きてしまったことはしょうがない事だしどうする事もできない
未来を変えるのは、これからの行動次第
…Good Luck
今の俺らにピッタリだな
…よし、頑張るか
樹と会ったその日の夜
ジェシーに今日の報告をした
ジェシーの顔は、樹に会えるっていう喜びと何処か不安そうな感じだった
…分かるよ
俺も、最初樹と会った時そんな感じだったから
今はまだ、不安が勝ってるな…
マネージャーにも報告したらめっちゃ喜んでた
そりゃそうだろうな…
もう、樹とあったら泣くんじゃないかって思うくらい
そう言って切れてしまった
…あんな嬉しそうな声してるマネージャー
久しぶりかもな
早く合わせてあげたいよ
まぁ、ジェシーもマネージャーも樹とLINE交換したって話したら最初はズルいって言われたけど
何も言えないからかすぐ黙ってたね
それから1週間が経った頃、樹からLINEが届いた
ここで、樹とのLINEは終了
俺はすぐさま、マネージャーに連絡し明日の俺とジェシーの仕事を調整してもらう事に
ほんと、仕事が早い事で連絡した数時間後には調整出来たとの連絡が来た
一応、今の樹の家まではタクシーと歩きで行く予定
不安なんだろうな…
俺もな、不安なんだよ
LINEを交換出来たからと言ってさ
樹の家に行くと、どうしようって
怖いんだよ…
いつか、本当に樹が目の前から消えそうで
そうならない為にも、何とかしなきゃいけないんだ
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。