第26話

E p i s o d e .24
872
2024/06/23 09:27
大事なものこそ、失ってから気付く


これ考えた人?言った人?

まぁ、どっちでもいいけどさ、こんな言葉思いつくの凄いよな…


…俺らは、乗り越えられんのかな

過去は変えられない

起きてしまったことはしょうがない事だしどうする事もできない

未来を変えるのは、これからの行動次第


…Good Luck

今の俺らにピッタリだな


…よし、頑張るか
js.
…それ、本当?
yg.
あぁ、本当だよ
樹と会ったその日の夜

ジェシーに今日の報告をした
js.
本当に、樹が会ってくれるの?
yg.
樹の体調がいい時だけどな
js.
…マネージャーにも早く伝えないとね
yg.
そうだな、1番心配してたから
js.
…俺、ちゃんと話せるかな
yg.
その時の気持ちを伝えればいいよ
ジェシーの事だから、樹を見た瞬間
頭真っ白になるんじゃない?
js.
…確かに、考えてた事全部忘れそう
yg.
とりあえず、俺はマネージャーに連絡するから
js.
うん…
ジェシーの顔は、樹に会えるっていう喜びと何処か不安そうな感じだった

…分かるよ

俺も、最初樹と会った時そんな感じだったから

今はまだ、不安が勝ってるな…


マネージャーにも報告したらめっちゃ喜んでた

そりゃそうだろうな…

もう、樹とあったら泣くんじゃないかって思うくらい
m a n a g e r .
樹くんから連絡来たらすぐ教えてください!
仕事すぐ調整するので!
そう言って切れてしまった

…あんな嬉しそうな声してるマネージャー

久しぶりかもな

早く合わせてあげたいよ


まぁ、ジェシーもマネージャーも樹とLINE交換したって話したら最初はズルいって言われたけど

何も言えないからかすぐ黙ってたね



それから1週間が経った頃、樹からLINEが届いた
jr.
''明日、大丈夫?''
yg.
俺らは大丈夫だよ、樹は平気?
jr.
''…ちゃんと、心の準備もしたから''
yg.
分かった、何時ぐらいに行けばいい?
jr.
''…俺、昔より、朝起きれなくなってるから、昼過ぎに、来てくれると嬉しい''
yg.
分かった、12時か13時目安に向かうよ
jr.
''うん、分かった''
ここで、樹とのLINEは終了

俺はすぐさま、マネージャーに連絡し明日の俺とジェシーの仕事を調整してもらう事に

ほんと、仕事が早い事で連絡した数時間後には調整出来たとの連絡が来た

一応、今の樹の家まではタクシーと歩きで行く予定
js.
樹に、会えるんだね…
yg.
そうだな…
js.
…大丈夫かな
今までは、ゆーごとしか人と会ってないわけでしょ?
yg.
ほとんど外に出てないって言ってたからな
js.
今の樹に2人も増えたら
怖がったりしない?
yg.
こればかりは、なんとも言えない
けど、樹が前に進もうとしてるなら
俺らも前に進まないと
js.
…そう、だよね
頑張んないと
yg.
今日はもう寝ようか
js.
…一緒に寝てもいい?
yg.
勿論
不安なんだろうな…

俺もな、不安なんだよ

LINEを交換出来たからと言ってさ

樹の家に行くと、どうしようって

怖いんだよ…

いつか、本当に樹が目の前から消えそうで

そうならない為にも、何とかしなきゃいけないんだ

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