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番外編
「 ぱぁ…っぱぁっ!! 」
末「 あなたっ!あなたっ!ちょ、今!! 」
『 待って聞いてた!聞いてたよ! 』
やっとパパって言うたぁと嬉しそうに微笑む
愛しの貴方。
我が子のつるつるのお肌を2人で撫でながら、
幸せだなあと実感する。
末「 あれ、正門や、」
正門と誠也くんはあれからまあ色々あって
仲良くなってくれて、今ではずっと前からの
知り合いみたいに仲がいい。
末「 …は?嫌やしなんで? 」
前言撤回で、笑
どうやら正門、我が子に会わせろと誠也くんに
懇願している様子。
未だ彼女もつくらんと仕事に没頭する正門。
ひとつだけ変わった事がある。
正門はカメラマン。私は雑誌関係。
それは全く変わってない。
でも、週刊誌は辞めた。
それ以外に何も変わってない。
私も正門もティーン雑誌の編集長、カメラマンに
転身してより活き活きと仕事出来ていると思う。
結局同じ雑誌に携わっていると思うと、
幼馴染って凄いなってこれが腐れ縁ってやつかと
実感する。
腐れ縁なんて正門に言ったら凹むだろうけど笑
末「 なあ、正門のこと考えてるやろ 」
『 え?腐れ縁って凄いなあ思って 』
末「 何それ、俺仲間はずれみたいやん 」
てか旦那俺やし、と分かりやすいヤキモチ。
どっちが子供なんやろって息子と見比べても
瓜二つで、つい笑がこぼれる。
末「 俺頑張るな 」
『 何を? 』
末「 俺頑張って家族支える 」
『 一人で頑張るもんちゃうよ、
私も居るんやから 』
そういうのずるい、と後ろから抱きつく
誠也くんはまだ子犬なのかもしれない。
じゃあ、一緒に頑張ろなって降り注ぐキスは
柔らかくて暖かくて幸せな味がした。
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。