iemon視点
俺がそう言うとひなにいさんは小さく微笑みながらどこか悲しそうな顔で俺の方を見る。
その声はどこか嬉しそうでどこか辛そうだった。
俺の前でひなにいさんは自分を責めながら何度も何度も泣き続ける。
ひなにいさんの声は今の姿に皮肉にもピッタリ当てハマっていた
ただ、それを見て俺は何も言わず彼に近づく
そしてひなにいの頬を思いっきり叩いた
いきなりの事でひなにいさんは涙を目に溜め、叩かれた頬を触りながらこっちを見てくる。
その目からは状況を上手く理解出来ていない様子が伺えた
俺はそんな事を気にせず立ち上がる
俺はひなにいの胸倉を掴む勢いで睨みつける、ひなにいさんが子供の姿だったら掴んでいたぐらいだ。
ーーそう、何があっても変えられない、、
ひなにいさんは顔を下に向け俺に向けてか細い声で言葉を放つ
その言葉は今すぐにも消え入りそうな声だった。
俺はそれを見てそっとひなにいさんに抱きつく。
子供を慰めるように、割れ物を壊さないように、、そーっと
彼は泣き叫ぶ。先程と同じくずっと
ただ先程と違う点があるとしたら彼の声には自分の責める声が無くなっていた。
どれぐらいの時間が経ったのだろう
数分、いや数十分が経過した頃、ひなにいさんは泣きやみ目を擦る。
俺はひなにいさんを離し立ち上がり、そしてひなにいさんに手を差し伸ばす。
ひなにいさんは俺の手を取り立ち上がる。
そんな声と同時に黒い球体のようなものが現れ、中から人が出てくる。
俺とひなにいさんはその人を見て目を見開く。
ーー中から出てきたのはヒナさんだった。
そう言うヒナさんの目にはハイライトが無くひなさんの体には"黒いモヤ"のようなものが纏っていた。
そう言うヒナさんは目の焦点は合っておらず苦しそうな声でまるで誰かに操られているようなそんな感じがした。
俺がヒナさんに声をかけようとすると隣に居たひなにいさんが俺より先に声を掛けヒナさんの元へ行き、ヒナさんを抱きしめる。
ヒナさんがそう言うとひなにいさんは小さな涙を流す。
旅行へ
めめんともり視点
iemonさんが精神世界に行ってから数十分が経過した。
私とウパさんとLatteさんはじっと見つめるしかできなかった。
いきなり、眩しい光がひなにいさんから放たれる。
光が収まり、私がiemonさんとひなにいさんの方を見るとそこには先程までいなかったはずの女の子がいた。
私たちがゆっくりと近づこうとするとiemonさんとひなにいさんが目を覚ます。
ひなにいさんは目を覚ました瞬間、辺りを見渡す。
そしてひなにいさんはのすごい勢いで女の子の元へ急ぎ上半身を起こす。
私たちがいまいち状況が掴めずポカンとしていると私の後ろからiemonさんが説明し始める。
Latteさんの言葉に「たしかに」と言いながらウパさんが頷く。
私がヒナさんの方に目をやるとひなにいさんは愛おしそうに涙目でヒナさんの方を見ている。
私の口から自然とその言葉がこぼれ落ちる。
私はiemonさんの言葉を聞き、ヒナさんの元へ行きヒナさんの額に指を2本置く。
私がそう言った瞬間、ヒナさんから黒いモヤのようなものが飛び出す。
Latteさんがそう言った瞬間、ヒナさんの方に黒い陰の様なものが飛んでくる。
iemonさんはすぐさまその陰のようなものを刀で弾き飛ばす。
そんな声と同時に拍手が聞こえてくる。
私たちが声のする方向を見るとそこには
私達に依頼をしてきた"警察"が立っていた。
そう言いながらニヤッと笑う。
私がそう言った瞬間、男は声を上げ大きく笑う。
警察がそう言った瞬間、ウパさんとLatteさんが警察に向かって金属バットを向ける。
私はそういいながら銃をザイに向かって放つそれと同時にウパさんとLatteさんは金属バットをiemonさんは刀を振り落ろす。
ザイの周りには透明なバリアのようなものが張っており私たちの攻撃が当たらない。
ザイは何かを見つめ小さく笑う。
iemonさんがそう言いもう一度切りかかろうとした瞬間、先程の怪我などが蓄積し力が抜けその場に倒れ込む。
私はiemonさんに急いで駆け寄る。
ザイがそう言った瞬間、大きな風が吹く。私たちは反射的に目を瞑る。
目を開けると先程までザイがいた場所はもぬけの殻となっていた。
主です。rkhn編ちょっと駄作かなぁ、あんまり上手く書けなかった。すいませぬ












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。